懿敬(ウィギョン)世子と粋嬪ハン氏の長男・月山君(ウォルサングン)が
兵曹参判パク・チュンソンの娘を永順君(ヨンスングン)イ・ブの家で迎えました。
この親迎礼には王族や高官も立会い、司僕寺の傍に張った天幕で世祖夫妻が見物。
さらに世祖は礼曹判書カン・ヒメンに命じてイ・ブの家に酒を届けさせ、
月山夫人パク氏を祥原郡夫人(サンウォンクンブイン)に封じました。
没落した王族らしからぬ華やかな行事で、見物人も集まったそうです。
あとは者山君(チャサングン)だけね!と桂陽君夫人やヒャンイがはやしてますが、
娘を者山君の妻にと望まれているミン氏(ミョンフェ妻)は嫌がってますね。
粋嬪に借りをひとつ返してやれたと世祖が笑い、世子に月山君らの面倒を頼みます。
しかーし!ハン氏のほうは、そんなことで借りを返されてはたまりません。
息子たちのどちらかを王にするのが借りを返してもらうことだと思ってます。
“徳がない”ハン・ミョンフェに世祖が後を頼んだのが気に入らない王妃(貞熹王后)。
ミョンフェもキム・ジョンソのように若い世子をあやつるかも?と警告しますが、
王族(亀城君)や若い官僚には頼めないし!スクチュも優柔不断だし!と世祖。
お前は口を出すな!と王妃を叱ったものの、過去を振り返り弱気に陥ります。
そんな世祖を孝寧(ヒョリョン)大君がなぐさめ、先を考えるべしと助言。
孝寧大君のことは王妃も頼っているようで、今後のことを相談しています。
王妃は「ミョンフェは殿下に汚点を残させた張本人」と思っているのでした。
ある日、具合が悪くなった世祖が宮殿の門を閉じさせて亀城君を呼びました。
信用の置けそうな人間は?と聞かれた亀城君は、都承旨シン・ミョンだと回答。
その理由は「考えていることが自分と同じ」だからだそうで、
新しい王の下では新しい政治を!世子様を守ろう!と話し合っているとアピール。
“庶子だがミョンフェに負けぬ知略家”としてユ・ジャグァンの名も挙げました。
王妃が世祖の状態を功臣にしらせず領議政ク・チグァンだけに密かに伝えます。
けれども隠せるわけもなく、早速ハン・チヒョンが粋嬪ハン氏に参殿をすすめます。
死んでは困ります!借りを返してもらわなくては!と野心メラメラな粋嬪様でした。
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