可愛がってくれた忠臣キム・チョソンを手にかけた燕山君が、一日中泣いています。
ユ・ジャグァン(武霊君)の計画を知った斉安大君が、珍しく真面目に忠告。
殿下は聖君ではありませんがそれほど悪い王でもありません・・・と懇々と説かれ、
納得しかけた燕山君でしたが、禁標も採紅使もやめろと言われて怒り出します。
さらに仁粹大妃の亡霊に苦しみ、錯乱してキム・ジャウォンを斬っちゃいました。
翌日になるとそのことをすっかり忘れ、ジャオナージャオナーと呼んでいます。
イ・ジャンゴンが謀反の準備をしていますよ・・・先を越されてもいんですか?と
武霊君がパク・ウォンジョンを再び誘うも、名分がないからと断られます。
そんな折、昇平(スンピョン)府夫人パク氏(月山大君夫人)が命を断ちました。
燕山君に貞操を奪われた末の事件だという野史を鵜呑みにはできないそうですが
姉の死がパク・ウォンジョンに燕山君追放の名分を与えてしまいました。
不穏な動きを察したシン・スグンが、イム・サホンを遠ざけろと王に進言します。
宴の席で「人生露のごとくして交わりのとき短し」という詩を書いた燕山君が
チャン・ノクスは字が読めないので他の側室ス・グンビ(!)に読ませます。
詩の真意に気づいたノクスが、別れの詩なのですね・・・と涙を流しました。
(「王妃チャンノクス」の墨すり宮女スグンビはス・グンビだったのですね!)
燕山12年(1506年)のある夜、パク・ウォンジョンがシン・スグン宅を訪問。
晋城大君を擁立するから王の義父になれるよ?と計画への参加を促しますが、
何も聞かなかったことにする・・・とシン・スグンが静かに答えます。
パク・ウォンジョン一味はその直後にシン・スグンを始末すると、宮殿に突入。
国璽を出せ!とユ・ジャグァン(武霊君)が意気揚々と叫んで大殿に入ると、
お祖母様~お望みどおり廃王になりました~!と燕山君が笑顔で舞い踊っていました。
「臣下に担ぎ出された新王が思いどおりに政治ができるわけありません!」。
チャン・ノクスは宮殿の外へ引きり出され、群集から石を投げられて息絶えます。
兄弟を引き裂くのですか?王位を奪いたくない!と晋城大君は即位を拒否。
公平無私な義父シン・スグンを手にかけた反乱軍一味を非難しました。
遠慮しすぎるのはよくありませんと大妃(貞顕王后)が国璽受け取りを促し、
これ以上人を殺さないと約束してくださいと晋城大君が彼らに迫りました。
このときは中宗もカッコよかったんですね~!そして9月2日に即位します。
一方、燕山君は喬桐県(キョドンヒョン)に送られ、ス・グンビがお世話中。
チャン・ノクスと膳を食べさせ合ったのを懐かしく思い出しています。
その後「容恕(ようじょ=ゆるし)」と書くと吐血し、ほどなくして逝去しました。
燕山君を恨む知中枢府事パク・ウォンジョンは燕山君の書いた本を燃やさせ、
変更された記録も正させ、廃王の悪行の記録だけを残させました。
国葬にして歴代の王と同格に扱ってくださいという大妃にも強く反対します。
喬桐県の粗末な小屋からス・グンビがつまみ出され、王の遺体はそのままに。
小屋の中に海風が吹き込むと、燕山君がしたためた数々のお習字が風に舞い、
「容恕」と書かれた紙がどアップになりちょっとわざとらしくラストシーン・・・。
そしておなじみのナレーターおじさまがこう締めくくってくれました。
「歴史書は燕山君を暴君として伝えている。それは勝者の記録だ」。
―― 完 ――
※「王と妃」登場人物の整理やつぶやきなどは今後
こちらで記事にしていきます。
王と妃はあたしも今BSで見ている途中ですが、ほんとおもしろいですよね(*^□^*)
ほんとこのまま朝鮮王朝を最後まで続けて欲しいですね!!