首陽(スヤン)大君はイ・サチョルとシン・スクチュに理由を言わないまま
国境の鴨緑江(アムノッカン)を越えずに居座り朝鮮に入国しません。
迎えに行けという王命を拒む安平大君を置いて、オム内官らが都を出発しました。
ミン・シンが領議政ファンボ・インに安平大君のことを分析しています。
「義州に行っても行かなくてもカッコ悪い。安平大君はもうおしまいですよ」。
策士イ・ヒョルロに涙ながらに訴えられて、安平大君がやっとこさ旅立ちを決意。
安平大君が武渓精舎(ムゲジョンサ)の私兵ホン・ユンソンを連れて出発したと
間者チョ・ドゥンニム(もと首陽家使用人)から聞いたハン・ミョンフェは、
首陽大君を怖がりまくってるな~と安平大君の気の弱さをあざ笑います。
王族に役目を与えるべきと主張する左賛成ハン・ファク(首陽息子の妻の父)と
王族は象徴に過ぎないとする左議政キム・ジョンソが論じ合っています。
キム・ジョンソは後日、王族が食事を監視(含む毒見)すると端宗に申し入れ。
永膺大君(世宗八男)、永豊君、桂陽君(ともに世宗側室息子)に見守られながら
端宗が食事をとっていますが、こんな食事はおいしくなさそうです~。
そんなわけで、端宗の許可を得て宮殿に向かった首陽大君夫人ユン氏の輿も、
議政府(=左議政)の許可がないとダメ!と別監に追い返されてしまいました。
端宗に強い君主になってほしいが無力な自分が悔しい・・・と語る首陽大君に、
同行しているシン・スクチュが「野心の有無」をズバリ率直に尋ねました。
その夜、微妙~な会話を交わした二人が、杯を交わして結束を誓い合います。
トロトロと亀さんペースで進んだ安平大君は、平壌に滞在し、妓生と舟遊び♪
さすがの端宗も憤慨して王命を送って急かし、ホン・ユンソンすらあきれ果てるも、
皆から催促されまくった末にやっと義州へ発ったと思ったら、落馬しちゃいます。
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