私のことなど忘れたかと思った・・・と泣いて首陽(スヤン)大君の手を取る端宗。
「内命婦を取り締まるためにも王妃を迎え、少しずつ政治をおこなうべきです・・・」
という首陽大君の助言を涙を浮かべながらうれしそうに聞いています。
その頃、夫人ユン氏や息子桃源君(トウォングン)とハン氏は恵嬪ヤン氏と対面。
恵嬪は右議政キム・ジョンソと首陽大君を交互に盛り立てるつもりのようです。
そんな恵嬪を「大王大妃様」と呼ぶ如才ないハン氏に、姑ユン氏が怒ってますよ。
そして桃源君とハン氏が去年結婚したばかりの新婚とはちょっと驚きでした~。
王室の婚礼には世子担当の嘉礼(ガレ)とその他の王族の吉礼(キルレ)があり、
明の皇帝の義弟ハン・ファクの末娘ハン氏と桃源君の結婚は都の話題だったとか。
ハン氏は新婚初夜から小難しいことを言って夫にハッパをかけてたんですねー。
右議政と和解なさっては?と領議政ファンボ・インに提案された首陽大君が、
次に哭泣するために殯宮へ行くと、先王を悼むオム・ジャチ内官と遭遇します。
祭壇に向かう首陽大君の姿をじっと見つめるオム・ジャチが思い出しているのは、
「謀反を企むとしたら首陽しかいない・・・」ともらした亡き文宗の言葉。
オム・ジャチは文宗の寵愛を受けて宦官の頂点に上り詰めた人物で、
後に首陽大君の政権奪取を助けるも、今度は世祖(首陽)の暗殺を企てるそうです。
松都の敬徳宮の仕事を辞めたハン・ミョンフェが、夫人ミン氏のいる都の自宅へ。
首陽大君が宮殿に行ったと知った安平大君は、イライラ中。
兵曹ミン・シンとその手下らは領議政ファンボ・インの取り巻きになりつつあります。
なにやら考え込んでいた右議政キム・ジョンソは、首陽大君の屋敷を訪ねました。
スポンサード リンク