左副承旨イム・サホンに声をかけられたシン氏(ユン淑儀母)は嬉し泣き。
なけなしの蜂蜜を手土産として大げさに差し出し、サホンをちょい辟易させます。
父イム・ウォンシュンは判奉常寺事だったユン・ギギョンのことを忘れていたほど。
ですが今後の勢力を考えたイム家はユン淑儀を王妃に推すことにしました。
対して領議政チョン・チャンソンは坡平ユン氏のほうのユン淑儀をプッシュ。
懐妊しているほうのユン淑儀を望んでいる成宗は母に気を遣い何も言いませんが、
「どうせオレが母上に頭が上がらないって言いたいんだろ?わかってるよ!
でも王妃を選んで母上が退いたらこれからは違うんだ!」と考えているようです。
いえいえ残念ながらお母上は死ぬまで退かないのですけどね・・・。
無言で立つボロ着姿のユン淑儀の姿を見ただけで仁粹(インス)大妃は部屋に戻り、
哀れに見えたけど演技かしら?と嫁の月山大君夫人パク氏につぶやきつつ、
「彼女の兄は出来が悪いらしいし外戚がいないのが取り柄ね」と本音トーク。
功臣がのさばる朝廷にこれからも口出しする気マンマンにつき、
「賢い王妃はいりません」ってことで、ユン淑儀を王妃にするから下命しろと命令。
大好きなユン淑儀を王妃にできて成宗うれしそうです~。
王妃決定を祝うその夜の宴では、月山大君も孝寧大君もノリノリでダンシング~。
名門・坡平ユン氏のほうのユン淑儀を推していた面々は不満気です。
一方こちらは女だけのお茶の席。早くも大妃が新しい嫁の一挙一動を凝視し(怖)、
従順さは美徳、私は正面から立ち向かわずに世間と運命に従ってきた(←え?)、
王は世間の夫とは違うのだから嫉妬心を捨てろと事細かに心得を言い聞かせ、
そのたびにYESと返事しかけるユン淑儀をギロリと睨んで黙らせるのでした。
しかも仁粹大妃、「殿下はまだ宴?なぜ私のことを心配してやってこないの?」と
まるで恋人を待つ若いおなごのようなセリフを吐いて泣いていますよ。
一連の出来事を傍で見ていた月山大君夫人パク氏が思いっきり心配中です。
大妃殿をでたユン淑儀は、従うことはできません!息子は私に渡してもらいます!と
決意を胸に固めつつ夜の宮殿の裏山で高笑い。やっかいな嫁姑ですよ。
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ここから成宗・燕山君・中宗・仁宗・明宗とマザコン王のオンパレードになるのですね。
(中殿不遇の時代でもあるのですね。)