長旅してきたから休むべき=譲位すべきというヤン・ジョン(楊山君)の言葉を
世祖は意外にもあっさり認めて世子への譲位を宣言。(こういうときは怪しい!)
ハン・ミョンフェらは王命の取り下げを願うために大殿前で恒例の座り込み。
世子はもちろん落ち武者姿に変身して席藁待罪(ソッコデジェ)を開始します。
ホン・ユンソン(仁山君)とホン・ダルソン(南陽君)は笑ってた!けしからん!
シン・スクチュ(高麗君)の涙に私心はなさそうだな(よしよし)、
ミョンフェの腹の中が読めないがもしやあやつが黒幕かも!?・・・と、
大殿の世祖はさっきの功臣たちのようすを亀城君(キソングン)と批評しています。
従兄で司憲府掌令(チャンニョン)のハン・チヒョンからこの騒ぎを聞くと、
殿下は譲位なさいません・・・!とさすがな粋嬪ハン氏がきっぱり断言。
ヤン・ジョンは処分されハン・ミョンフェは黒幕でなくても立場は悪くなるでしょう、
殿下が幼い世子を王にするわけがありません、文宗の二の舞ですから・・・と語り、
天が味方しない限り王位はこない(=うまくいけば可能)と目論見を明かします。
世子はハン・ベンニュン(後の安順王后)の娘との間に子がいるが嫡子とはいえない、
譲位せずに逝去したら権力を握ったままの功臣が誰を王に据えるかわからない、
王妃にはなれなかったが大妃になる望みは残っている・・・との展望にチヒョン感嘆!
さっそくハン・ミョンフェを訪ね、領議政になっては?と持ちかけました。
シン・スクチュが王命の取り下げを説得するも世祖の譲位の意思は固く、
スクチュは仕方なく都承旨で息子のシン・ミョンに王印を運べと命じます。
王印を大殿に置かせた世祖は、譲位は明朝おこなう!と驚くべき宣言を下しました。
すぐにでも譲位に持ち込みたかったヤン・ジョンが焦りまくっています。
その後、スクチュとミョンフェはヤン・ジョンの処分を願い出ました。
長く仕えてきたのにいまだ王の真意が掴めない・・・とこぼすスクチュに、
殿下が狙っているのはヤン・ジョンではなくこの私だとミョンフェが教えます。
粋嬪ハン氏が二人の息子を連れ、桂陽君夫人とヒャンイやキルリョも一緒に宮殿へ。
王妃(貞熹王后)が者山君の賢さに感心しつつ女性陣が歓談している頃・・・
大殿ではハン氏が首陽大君時代にそうしていたように世祖にお茶を入れていました。
ミョンフェの娘を嫁に迎えるのか?と聞く義父にハン氏がこう答えます。
「世子妃(章順王后)にした娘が亡くなってミョンフェは無念だったでしょう、
者山君とて王族のはしくれですので彼の無念も少しは晴れましょう・・・」。
言い終えてさめざめと泣き出した嫁を、少し驚いたように見つめる世祖でした。
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