イサン第70話「王族と認められて」
清国大使の答えにイ・サン(正祖)がムッカーと気色ばんでいるところへ、
捕盗庁の前で威嚇していた清国の兵士が剣を抜いたというしらせが飛び込み、
清国には罪人の釈放だけでなく別の目論見があるのでは?と朝鮮側は考えます。
事態を重く見た恵慶宮(イ・サン母)がついにソン・ソンヨンに外出を許可。
押しかけてきたソンヨンを清国の大使はにこやかに迎えてくれますが、
内部の監視の目を意識して重要なことは語らず、かわりに長官に絵を贈らせます。
“側室となった祝いの絵と詩”をもらったソンヨンは隠されたメッセージを理解。
やがて謁見を願い出た清国側にイ・サンは「大使一人とだけ会う」と答えました。
こうして二人きりになった大使は最近の清国の実情をやっと打ち明けます。
「内乱で困窮した民の不満を外に向けたい強硬派が朝鮮に出兵したがっている」。
そこでイ・サンは清国と朝鮮の両国に利益をもたらす人参売買の合法化を提案。
その策に乗った大使は罪人の拘束(&ただしお手柔らかに)を快く認めてくれ、
めでたしめでたし♪一件落着♪ということで使節団が清国へ帰って行くのでした。
腕力のないチョン・ヤギョンを池に浮かぶ小島へこもらせる罰ゲームをさせた後、
数千人が一度に漢江をわたる方法を考えよという難題をイ・サンが与えました。
さらにイ・サンは武官2000人を擁する壮勇衛(チャンヨンウィ)の創設を計画。
もちろんパク・テス、ソ・ジャンボ、カン・ソッキたちが昇進するようです。
着々と王権を強化していくさまに、大妃(貞純王后)が不安を覚えていますよ。
ソンヨンが懐妊しているのが判明し、イ・サンも孝懿(ヒョイ)王妃も大喜び。
これまで辛くあたってきた恵慶宮も正三品である昭容(ソヨン)の位を与えます。
承恩尚宮だったソンヨンが、ようやく王室の仲間入りを果たした瞬間でした。
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