イサン第19話「大いなる野心」
ファワン(和緩)翁主が用意した新薬を飲んだ英祖(ヨンジョ)の容態が急変。
イ・サン(後の正祖)が薬の中止を命じているとファワンが突入してきて、
薬が効きはじめた証です!続けてください!と父の回復を本気で願って涙で懇願。
「この薬で好転反応することもあるらしい」というホン・グギョンの報告も受け、
イ・サンは民間薬の続行を認めました。宮殿中が固唾を飲んで成り行きを見守る中
冷静な貞純(チョンスン)王妃はもしもの崩御にそなえて軍士を配備させます。
イ・サンが夜を徹して看病していると、やがて英祖の熱が下がっていました。
貞純王后がファワンの手を取って褒め、イ・サンでさえファワンの功を認めます。
グギョンとチョン・フギョム(ファワン養子)の短い呉越同舟はこれで終了です。
大忙しの図画署(トファソ)では、恵嬪(ヘビン)に頼まれた絵の進行が遅れ、
ソン・ソンヨンに手伝わせたら?と署長パク・ヨンムンが担当タク・チスに発案。
え?茶母に?と嫌がっていたタク・チスですが、結局は手伝わせることにします。
英祖が回復した件で、老論派の中でのファワン翁主の地位が華麗に再浮上。
王妃がイ・サンと英祖を説得し、再び宮殿で暮らせることになりました。
以前いただいた心のお薬はもう必要ないのでこの苦いお薬お返ししますわ~と
まずは恵嬪を訪ねて前に贈られた薬を渡しつつ嫌味をぶちかましたファワンは、
あーたたちのせいで辛~い思いをしたから私には薬なんて屁みたいなもんよ!と
言い返されて驚いています。(注:恵嬪様の実際のセリフはもっとお上品です)
英祖が都承旨キム・ジョンホに預けた宣旨がイ・サンに渡っていないことが判明。
すると王妃がその宣旨を持って現れ、さめざめと泣きながら詫びました。
「宣旨のすぐ後に殿下は意識を失われました。そんな中で世孫が摂政になれば
重臣たちに疑われ、世孫が窮地に立たされると思い、私がお預かりしたのです」。
しぶしぶ納得した英祖は「宣旨は取り下げぬ!反対の上奏は無駄!」と公に断言。
世孫の無能さを英祖にしらしめるしかない・・・と王妃が老論派に指示します。
そんな騒ぎにも姿を見せず、翌日になってイ・サンの前に現れたホン・グギョンが
「世孫様が私の野心を見抜いたように、私も世孫様の大きな志を知っています」。
英祖と臣下をさんざん待たせた挙句、イ・サンがようやく御前会議に登場します。
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