イサン第74話「最後の肖像画」
孝懿(ヒョイ)王妃の必死の祈りも通じず、弟のソンウクも駆けつけますが、
ソン・ソンヨン=宜嬪(ウィビン)の病は悪化をたどり、専門医もお手上げです。
西洋の医術に頼ると決めたイ・サン(正祖)は、パク・テスに清国行きを命令。
体にメスを入れる異国の方法にビビる重臣がいてもイ・サンは手段を選びません。
私は治らないから殿下に期待させたくない・・・とソンヨンがテスを止めるも、
西洋医術の医師を連れてくるべくテスは急いで清国へと馬を走らせるのでした。
病を押して外出したソンヨンが、芙蓉(プヨン)亭にイ・サンを呼び出しました。
「王室の掟に反しているかもしれませんが肖像画を描かせてください・・・」。
夜桜の下で愛を確かめ合った日を思い出しながらソンヨンが毎日筆を動かします。
ある日、いつものように芙蓉亭で絵を描いていると、とつぜん強い風が吹き、
幼い頃にイ・サンにもらった思い出の帯が飛ばされてしまい、庭を探し歩きます。
やがてイ・サンが発見したのは、帯を握って倒れているソンヨンの姿でした。
「せっかくテスが医師を連れて戻ったというのに!目を開けてくれ・・・!」。
「殿下、申し訳ありません。先にヒャンのそばに行かねばならないようです。
泣かないでください。殿下のおそばに幼い頃からのこの想いを置いて行きます」。
天に召されたソンヨンの手首にイ・サンが帯を巻いてやり語りかけました。
「知っていたか?この帯をそなたの腕に結んだとき、心も一緒に結んだことを。
だから私の心も一緒に持って行け。私が行くときまでヒャンと待っていてくれ」。
イ・サンが側近チョン・ヤギョンたちと水原(スウォン)の城の建築を進行中。
そんなイ・サンのようすを、ミン・ジュシクの配下がじっと監視しています。
壮勇衛(チャンヤンウィ)は壮勇営(チャンヨンヨン)=軍に格上げされており、
有名無実化してしまった五軍営(オグニョン)には不満が募っている頃でした。
そんな折、イ・サンが新たな城を華城(ファソン)と命名し、部署の移転を命令。
トンチョカヨチュシオプソソ~を大合唱しても聞かないからな!と宣言しました。
大妃(貞純王后)ら老論派の動きが慌しくなり、五軍営の上官とも結託します。
敵のその動きをイ・サンは予測しており、華城で決戦する覚悟を固めるのでした。


コメント