王は聖君ではありませんが王として足りないことはありません・・・、
二度の粛清で大勢を処分しましたが王権を強くするには必要でした・・・と
斉安大君がひとつひとつ説明しても、皆が私を笑っている!と自信のない燕山君。
今からでも善政をしましょう、お母様を愛したように民を愛するのです、
大妃に孝行し、王子を太子にして、罪人を許し、禁標をやめ・・・と言われると、
じゃあオレのやったこと全否定かい?と燕山君が怒り出しちゃいました。
その後、ウゲーーと苦しんで、のた打ち回ると、シン・スグンを平殿に呼びます。
すると燕山君は落ち着きを取り戻しており、シン・スグンを左議政に任じました。
王室の備蓄品を民に与えよ、今日から食事は質素にする、禁標も取りやめる、
イム・サホンの採紅使の職を解き、士禍で捕らえた者も釈放すると次々に命令。
キム・チョソンを手厚く葬ってくれとも話す王に、シン・スグンは感激します。
しかし、国庫はスッカラカンで民にほどこせる財産はありませんでした。
王のせっかくの望みを遂行したいシン・スグンは、大臣たちで出しましょうと提案。
自分の財布からはビタ一文出したくない大臣ら(イム・サホン以外)が拒みます。
燕山君は王妃シン氏との交流も取り戻し、仲良く大妃殿にもお伺い。
チャン・ノクスが寵愛を失うことに危機感を持つイム・サホンですが、
それだけ栄華を極めれば充分では?とわりと刹那的な考えのノクスは笑うだけ。
そんなノクスにちょいムカつきつつもイム・サホンはノクスにも働きかけ、
自分たちの蔵にある財物を民に配りました。(一応いいこともしたんですね)
さらにイム・サホンは民を助けるための新たな提案をします。
それは、歴代の王から元老大臣に下賜された田畑を返上させることでした。
たった一度の功績で子孫代々土地を有して税金も払わないのは変!との主張に、
そうだそうだと燕山君も納得して功臣たちの土地を没収することにしました。
農民は喜んでいますよと斉安大君は王の考えを全面的に支持して褒め、
私兵で王位についた太宗が即位後に私兵を禁じたというエピソードを挙げながら、
私兵を禁じて王位を守ることにも注意してくださいと助言します。
これまで意見を言わなかった大臣たちなのに、この田畑没収にはこぞって大反対。
お前ら皆な王のオレより金持ちだよな?オレより貧しい者がいれば名乗り出ろ!
そんなヤツがいたら王位を譲ってやる!!と燕山君が大激怒しちゃいます。
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