とってもふくよかな夫人が使用人たちを怒鳴り散らす場面から始まります。
この人はチャン生員(センウォン=官職につかず村の指導者になった両班)の奥方。
私のおかげで暮らしているくせに下女に手を出して!と夫を責め、
夫のおてつきとなり臨月を迎えた下女コッポンの行方を捜させています。
コッポンは下女仲間のサンウォル夫妻の助けを借りて小屋で出産していました。
骨が砕けるほど叩け!という生員夫人の命令でサンウォルの夫はビシバシ叩かれ、
赤子を抱いたコッポン(メイクが色黒すぎ)ももちろん責められまくりですが、
奴婢なのでご主人様が部屋に来るのを拒めません・・・と答えて夫人がキーッ!!
キツネの餌にしてやる!赤子を山に捨ててこい!と夫人が下人らに命令し、
夫を誘惑しないように顔を焼いてやる!と焼き鏝をコッポンの顔に近づけました。
もみ合ううちに焼き鏝が夫人の顔に当たりじゅ~っと火傷。コッポンは殺されます。
ここでキム・ジャウォンの紹介がなされます。(「王と私」にも登場してますね)
チャン・ノクスと同じく燕山君に寵愛されたもう一人の賎民、もう一人の主役です。
ある村に、漢陽からきたキム内侍の華やかな行列が到着しました。
ブツを切りたくない!と嫌がるシドンにキム内侍が官服を見せて贅沢話で吊り、
内侍になるのを説得させて家族にたっぷりの財物を与えた後、
痛いのは最初だけだ・・・とシドンを丸め込んで去勢しちゃいました。ぎゃー。
手術のあと、しゃがんで用を足すシドンを、村の子供が馬鹿にします。
父上と呼べ・・・とキム内侍に言われて重い荷物を運ぶ特訓を受けるシドン。
ジャウォンという名前を与えられ、内侍試験の勉強が始まり、宮殿も見学します。
宮殿では、後に王位を継ぐ燕山君が誕生しました。成宗7年の出来事でした。
幼名は無作金(ムジャックム)、名前は隆(ユン)と名づけられます。
チャン生員の村に男寺党(ナムサダン=旅芸人)がやってきました。
夫人は男寺党にやる褒美もケチり、生員は相変らず夫人に頭が上がらないもよう。
コッポンの娘ノクスは冬服も与えられず、夫人にいたぶられつづけています。
(喋り方でわかりましたが、この子役ちゃん、「王と妃」の定順王后役の方ですね!)
いつか出世して母に大きなお墓をつくってやりたい・・・というのがノクスの夢。
そんなノクスにチャン生員がそっと鏡をくれるのでした。
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それなら英祖の中殿ですから王と私には出てきませんよね?