通報を受けた兵曹判書イ・ゲジョンが手柄を急いで確証もないのに動き出し、
錦城(クムソン)大君、判内侍府事オム・ジャチ、和義君らが捕らえられました。
もっと図に乗らせて尻尾を出させるべきだったのに!と同副承旨ハン・ミョンフェ。
でも捕まえちゃったもんは仕方ないから余罪を見つけて流刑せよ!と命じました。
ということで、和義君は平原大君の側室チョ・ヨゲンとデキちゃった罪、
オム・ジャチは地位を利用して国政を混乱させ蓄財した罪で弾劾されることに。
首陽(スヤン)大君が反対しても臣下たちは断罪を続けました。
ボクちゃん何もわからないよ叔父上~っと端宗に頼られた首陽大君は
何の罪状もない弟の錦城大君だけは罰さず残りの二人を流刑すると決めます。
判書に相当する判内侍府事の地位を得て靖難二等功臣にもなったオム・ジャチ。
君号を奪われたことで首陽大君に反発してこのような結果を招いたいたとか。
そして官奴として済州島に送られる途中で息絶えたそうです。
二人を追放したけど実はでっちあげだと誰かに聞いた端宗が首陽大君を責め、
気に入らない者はすべて消すのですか?譲位するから殺さないで!と頼みます。
錦城を庇ったのは私ですよ・・・信じてください!と首陽大君が必死に弁解します。
麻浦(マポ)河辺の淡淡亭(タムダムジョン)はかつて安平大君の別荘でした。
のちにシン・スクチュの別荘となるここで、首陽大君とミョンフェが会見します。
端宗から譲位を持ち出された首陽大君は「誰もボクを信じてくれない」とクヨクヨ。
皆が大君に王道を見出したから従ったのですよ!とミョンフェがカツを入れ、
小さな道理より大きな道理に従って殿下の譲位をお受けくださいと説得します。
殿下が成長すれば大君が疎まれるかもよ?と脅しても首陽大君は同意しません。
ホン・ユンソンら功臣仲間はそんな首陽大君に愛想を尽かしかけていますが、
急ぐことはない♪大君の弱点を見つけた♪とミョンフェが酒を注いで笑います。
ささいな道理をとって功臣を見捨てるのか王位をとるかと迫ればよい♪
チョン・インジとシン・スクチュの腹も探り済みだしぃ~と自信ありげですよ。
錦城大君、漢南(ハンナム)君と永豊(ヨンプン)君(ともに恵嬪ヤン氏息子)、
同知中枢事チョ・ユレ、護軍ソン・ムンチ、端宗の義兄・寧陽尉(ヨンヤンウィ)らが
ひそかに集っているのをユ・スが突き止めました。ソン・ムンチが捕らえられます。
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