三女ネンイが世子妃の候補だと知って単純に喜ぶハン・ミョンフェ夫人ミン氏。
兵曹判書ハン・ミョンフェは世祖の警戒心を刺激するのを恐れ、乗り気になれません。
殿下はミョンフェを恐れておられるのだ・・・とチョン・インジが話しています。
ミョンフェはすでに右議政シン・スクチュや鈴川尉ユン・サロ(世宗孫)と姻戚。
三女が王室に嫁げばさらに勢力を増すことになり、それが引っかかる世祖。
しかし特に反対する理由もなく、王妃(貞熹王后)はハン家との縁談に賛成します。
世子妃決定を先延ばしにしている世祖が、いきなり人事異動を行いました。
領議政カン・メンギョン、左議政シン・スクチュ、右議政クォン・ナム・・・。
つまりハン・ミョンフェを政丞にさせずに他の人物を昇進させたのです。
世祖5年(1459年)11月11日、王妃の誕生日に世祖が盛大な宴を開きました。
今日は領議政カン・メギョンが波乱の口火を切りました。
頻繁に宴を催し無礼講が多いと臣下が落ち着きません!という威勢よい進言に
右議政クォン・ナムも同意。怒った世祖は二人を免職しちゃいました。
さっそくファン・スシン(世宗時代のファン・ヒの息子)が二人を弾劾するも、
功臣に二重の罰は与えられない・・・と世祖はさらなる処分はせず、
新しい領議政にシン・スクチュ(病欠中)、右議政にイ・インソンを任じました。
確かに失言ですが功臣のことは大切にしてください・・・と訴える王妃に、
皆の前で正論を言われたから決まりが悪くて免職にしちゃったけど
年が明けたら復職させるつもりなんだわトホホん♪と世祖が打ち明けました。
その折、ハン・ミョンフェの指示でカン・メンギョンとクォン・ナムが席藁待罪。
珍しく宮中ではなく、往来のある光化門で座り込んでいます!
シン・スクチュからは二人を許してくださいと頼む上書がタイミングよく届き、
これ幸いとばかりに世祖がカン・メンギョンとクォン・ナムを復職させました。
世祖は功臣への不信感や自己嫌悪の間で揺れる君主ゴコロを王妃に吐露し、
ミョンフェが怖い・・・今は裏切らなくても世子の時代になったら?と不安を告白。
だからこそ彼をそばに置くのです・・・と答える王妃にしぶしぶながらも同意すると、
世子妃選びの件を決意しハン・ミョンフェを深夜の宮殿に呼びました。
スポンサード リンク