王子を産んだオム貴人が、わが子を世子にする気マンマンな成宗13年8月のある日。
廃妃ユン氏に食料を支給すべきという訴えが重臣一同から上がりました。
これはノ・ゴンピルが主張したのをきっかけに皆が同調して起こったもの。
3年も経つのに今さら胸が痛むだと?将来王子から見返りがほしいからだろ?
ユン兄弟が言いふらしているに違いないから義禁府にぶちこめ!と成宗が怒ります。
こうして左承旨イ・セジャと内侍チョ・ジンがユン家に乗り込み、ユン兄弟を拘束。
部屋の中にいたユン氏が飛び出してきて役人たちに憤りをぶつけました。
任務を終えて宮殿に戻った二人に、大妃軍団はユン氏の暮らしぶりについて質問。
左承旨イ・セジャは「兄弟を捕らえるのに精一杯で観察できませんでした」
「私はユン氏の顔を知りませんので内官が同行したのです」と具体的証言を逃れ、
オム貴人&チョン昭容に弱み(アン尚宮との仲)を握られている内侍チョ・ジンは、
ユン氏が華やかな絹の服を着ていたことを大妃軍団にしぶしぶ報告しました。
国の百年の大計をお考えください!とハン・ミョンフェが進言するも、
兄弟を厳しく尋問せよ!近隣の者も調べよ!と怒りまくっている成宗はご命令。
さらにチェ内官の報告を聞いた仁粹大妃が、そろそろご決断を!と成宗に迫ります。
このとき仁粹大妃も「国の百年の大計」を挙げて成宗を説得にかかっていましたね。
成宗は一晩悩みぬいた末に、ユン氏に賜薬を下すことをついに決意。
なりません!王子の母后です!流刑ではだめですか?と反対する王妃(貞顕王后)に、
彼女にそなたの半分でも徳があればこうはならなかったのに・・・と成宗がこぼし、
国の将来のためにはこうするしかないのだ・・・と涙ながらに話しました。
その頃ハン・ミョンフェは、事態を悟ったらしく、夜中に起き出してわめいてます。
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