ヤン・ジョンとユ・スがキム・ジョンソ宅へ踏み込むと、亡骸は息子スンギュだけ。
別の息子の妻の実家に潜んでいたキム・ジョンソを見つけてヤン・ジョンが斬ります。
左議政キム・ジョンソの字は節斎(チョルチェ)。16歳で官職に登用され、
高麗史の再編と北方開拓に至るまで、常人では到底不可能な偉業を残し、
白頭山(ペクトゥサン)のトラとも称された当代一の名将だったそうです。
チョン・インジとクォン・ナムは教書を公布するため集賢殿へ向かいました。
全貌も知らないのに書けない!とこの日の宿直ユ・ソンウォンは拒否しますが、
じゃあオレが草案書くし!とクォン・ナムにつつかれて不本意ながらも教書を作成。
後日これを悔やんだ彼は、死六臣のひとりとして帰らぬ人になるそうです。
首陽家では・・・寝込んだ桃源君スンが、教書を気にしながらうなされています。
私が領議政になるしかないようですな~と首陽大君は自分の職をさっさと決めると、
チョンインジに左議政を、ハン・ファク(嫁の父)には右議政の座を提案します。
姻戚の私まで政丞になっては後ろ指をさされます!とハン・ファクが怒って退室。
右議政は空席にしてハン大監を右議政と思いましょうとフォローしたチョン・インジは、
首陽大君を領議政にしてくださいとさっそく端宗に申し出ました。
王族は官職につけませんよ!と恵嬪ヤン氏が反対するもピシャリとやられ、
こうして首陽大君は領議政府使(ヨンウィジョンブサ)に就任します。
領経筵書雲観事(ヨンギョンヨンソウングァンサ)兼判吏兵曹事(パンイビョンジョサ)の
肩書きを得た首陽大君は兵権だけでなく政権全体を掌握したのでした。
そして新しい閣僚には、チョン・インジ、チョン・チャンソン、イ・ゲジョン、
チェ・ハン、シン・スクチュ、ホン・ダルソンなどが名を連ねます。
義兄・寧陽尉の屋敷で血なまぐさい夜をすごした端宗が宮殿へ戻り、
首陽大君は時の王を上回るかのような140名の兵の大行列で自宅に帰還しました。
よくやった!と朝から待ち構えていた伯父・譲寧大君が大ボメしつつ、
13歳の王に何がわかる?お前が国を治めろ!安平は始末しろ!と主張すると、
何もしなくても朝廷の公論がそうします・・・とハン・ミョンフェが支持します。
ハン・ミョンフェと弟ミョンジンの功績を称賛する義父ミン・デセン。
義母ホ氏はこれまでのミョンフェへの態度を後悔して謝ってます。
そして前話で首陽大君宅を出た妓生ナンはハン家に寄っていました。
島流しにされた婚約者を放免できるよ?というミョンフェがやさしく言うと、
汚れた身では会えません・・・と拒否(やっぱり安平大君に汚されてますか???)。
するとミョンフェ、これからは私の許可なくここを離れてはいけない!
そなたがいなくては私は務めを果たせない!とナンにコクっちゃいました~。
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