大王大妃(貞熹王后)が垂簾聴政を続けるか否かは様々な人の損得に関わります。
3人の大妃から可愛がられているチョン昭容は存続を望み、ユン淑儀はその反対。
(それにしても側室より巫女役のほうが似合いそうな声と風貌のチョン昭容)
没落中のユ・ジャグァンも新王が力を握るのを望んでいますが進言はできません。
そこで成宗6年(1475年)11月18日、宮殿に忍び込み承政院に匿名書を貼ります。
その匿名書の内容は、大王大妃による垂簾聴政をやめろと主張するものでした。
不仲の背景の描写もないのに、仁粹大妃はユン淑儀の仕業と決めつけてけんか腰。
匿名書は無視しろと『経国大典』に定められていますが徹底追及を主張します。
大王大妃は、事件が解決されるまでは垂簾聴政を続けることを承諾しました。
匿名書を問題視してない成宗に仁粹大妃はギャーギャー文句を言い、捜査を命令。
この回から仁粹大妃が急にいやなヒステリックおばさんに変身しちゃいますよー。
ところが成宗は領議政チョン・チャンソンとノ・サシンの反対意見を受け入れ、
承旨イム・サホンが匿名書を燃やすと、ハン・ミョンフェがやってきて激怒。
普通の貼り紙とは違う!書いた者を突き止めなければ!と成宗に直言しました。
成宗は「告発した者には褒美をたんまりあげる」という触れ書きを出させます。
王と大妃勢の仲違いを恐れたチョン・ヒョンジュに頼られたハン・ミョンフェは、
これは正道ではないぞ!とかっちょよく宣言した後(いつもは正道らしいです)、
「誰かの仕業に仕立ててでもケリをつけよう♪」という作戦を決定しました。
チェ・ゲジという男が捕まるも、証拠は燃やされているため事件は立ち消えです。
成宗7年(1476年)1月13日、成宗は成人して20歳になり、大王大妃は59歳でした。
殿下は成人したのになぜ親政を進言しないのだ?軽んじているのか?と大王大妃。
重臣たちは反対し、ハン・ミョンフェも冗談まじりに酒盛りに例えて反対すると、
旧知の仲である大王大妃に本気で怒られてさすがのミョンフェもギョッとします。
こうして大王大妃による7年間の摂政が終わり、成宗の親政が始まりました。
出世の道を開きたいユ・ジャグァンが、ミョンフェの発言を弾劾を企んでいます。
スポンサード リンク