ノ・サシンやユン・ピルサンやホン・グィダルは司憲府と同じく厳刑を望みますが、
功臣仲間の領議政チョン・チャンソンはハン・ミョンフェをかばい、成宗も同意。
「彼は3代にわたる勲臣であり国舅」として、官職の取り下げだけにとどめました。
この件でチョン・チャンソンが辞職や避嫌を願い出ると、成宗が慰留します。
今の太平の世が築かれたのは上党府院君のおかげなのに処分するなんて!と
大王大妃(貞熹王后)に抗議するチョン・ヒョンジョ(河城尉)。
仁粹大妃のほうも、ハン・ミョンフェの功を思うとやりきれないようです。
(この「とばり事件」って「妖婦張禧嬪」で粛宗が言ってた
このことでしょうか?)
引きこもりニートになり自宅で飲んだくれ状態のハン・ミョンフェに、
廃妃問題で民心が乱れています!食料を求めて外出されているそうですよ!と
夫人ミン氏と側妻ナンが訴えていたある日のこと、キム・チョソン内官が現れ、
官職を戻すという王命を伝えてくれました。ニート期間は4ヶ月で終了です。
王子が右賛成カン・ヒメンの屋敷に出かけると知ったハン・ミョンフェは、
大妃たちに復職の挨拶に行った際に、王子が生母と遭遇する可能性を警告します。
仁粹大妃や大王大妃から「極刑」だの「流刑」だのという言葉が飛び出すと、
ハン・ミョンフェがなにやら弱ったような困ったような表情をしていますが、
忠誠心からチクったまででユン氏を陥れるつもりはなかったという意味でしょうか?
ハン・ミョンフェの危惧したとおり、ユン氏とその母シン氏はこっそり外出。
カン・ヒメン宅の庭で王妃(貞顕王后)を「母上」と呼んで遊ぶ王子の姿を、
駆け寄りたい気持ちを必死にこらえて塀の外から涙ながらに眺めていたところを、
仁粹大妃が偵察に派遣したキム内官(チョソンではない)に見つかっちゃいます。