仁粹大妃と成宗はハン・ミョンフェの最後の願いを聞くことに命をかけているもよう。
「私にかわって彼に付き添い容態を見守って、最後の願いを聞くように!」。
そう成宗に命じられたキム・チョソン内官がハン・ミョンフェの屋敷に参上します。
しつこく望みを尋ねまくり、息子の官職のことに話をもっていこうとすると、
けしからん!ひれ伏して謝罪しろ!とハン・ミョンフェが叱り飛ばしました。
何百回聞いても望みを言わないと知り、仁粹大妃も成宗もとても残念そうです。
病状が重いと聞いた臣下たちはハン・ミョンフェのことをこう噂しています(驚)
「私欲のない方だった」「史書に悪く書かれることはないだろう」「まさに巨星」。
まあこのドラマではハン・ミョンフェは無条件でヒーローですからね~。
成宗18年(1487年)11月14日、よろよろと起きあがった73歳のハン・ミョンフェは、
震える手で官帽をかぶり、官服を着る元気はないので仕方なく石田純一がけすると、
宮殿の成宗に向けて挨拶した後、キム・チョソン内官に最後の言葉を書き取らせます。
「・・・最初は勤勉でも徐々にやすきに流れるのが人の常です
願わくば殿下は最後まで慎重に初心をお忘れにならぬよう・・・」
ああ、とても不思議です。なぜなのでしょうか?
ドラマの主役が亡くなったというのにまーーったく心を動かされません。
『実録』では、勲旧大臣が亡くなると一生を整理し史官の論評を記すのが通例。
最初に書くのは個人史で、次に続く史官の論評は彼に対する批評といえるとか。
このドラマではより客観的な評価を試みるために、その双方を紹介してくれました。
ナレーションおじさまが早口でペーラペラペラとしゃべってくれるのですが、
それがまたすごーく長いので、この99話のあらすじは3回に分割することにします。
(2)はこれまでのおさらいみたいな年表っぽい内容で物語は進みませんので
ストーリーのみを知りたい方は(2)をとばして(3)へ進むことをおすすめします。
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