譲位をすすめたヤン・ジョン(楊山君)が処分されてから11日後の6月23日、
ホン・ユンソン(仁山君)が斧を手にハン・ミョンフェ(上党君)に抗議しました。
そして8月19日、粋嬪ハン氏の長男・月山君がパク・ジュンソンの娘と結婚。
次男の者山君も11歳なのでそろそろ結婚を・・・と粋嬪が世祖夫妻に相談します。
粋嬪がお相手にと考えているのは、以前目をつけていたハン・ミョンフェの娘。
世祖と王妃(貞熹王后)は嫁のご指名に驚きつつも喜んで聞き入れ、
ミョンフェを領議政に昇進させるとともに者山君との婚姻を仲介しました。
いいことばかり続くハン家のことを、故クォン・ナムの夫人イ氏がちょい羨み中。
一緒にお祝いに行きましょうと婿ナム・イを誘うも、婿は頑なに拒みました。
婚姻の挨拶に来たハン・ミョンフェに、粋嬪が唐突に本音を打ち明けました。
「できのいい者山君を王にして、王妃は無理でも大妃にはなるつもりです」。
ミョンフェは戸惑い、帰宅すると怒鳴り散らして人払いして考え込みます。
世祖13年(1467年)1月21日、者山君とハン家の娘(後の恭恵王后)が結婚。
チョン・チャンソンら重臣たちが飲み会で粋嬪の学識と人格を褒め称えています。
「当代随一の哲婦」だそうで、世祖が暴嬪と呼んだという逸話も出てきますが、
「王と妃」での粋嬪の描かれ方とかなり違ってて笑えます~。
そんなある日、宮殿の門番ユ・ジャグァンがハン・ミョンフェを訪問。
王室と何度も姻戚になり領議政にもなった大監に民が反感を持っており、
ホン・ユンソン、ホン・ダルソン、チェ・ハンもよく思っていないと告げます。
「領議政を辞任したほうがいい」と進言されてワナワナと震えるミョンフェでした。
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