太祖五男のイ・バンウォン(靖安大君)は部屋の前で怒っている夫人ミン氏に、
トクシルと貴い縁を結ぼうとしているところだからお前は休め・・・と平然。
怯えまくったトクシルが部屋から飛び出します(多分この時点では未お手つき)。
ミン氏は侍女トクシルを呼んで服を脱がせ、思いきり罵倒して釘をさすのでした。
王妃(神徳王后)や臣下はチョ・ユンやイ・セクの不敬な態度に憤りますが、
太祖は彼らの高麗への忠心と義理堅さを評価しているため(器大きいですね)、
イ・セクに韓山君(ハンサングン)という君号を贈り、田畑や奴婢を下賜。
さらに驪州(ヨジュ)に遊山しているイ・セクに酒まで送って気遣いました。
けしからーん!と憤慨するペ・グンニョムやナム・ウンら功臣たちの中で、
長い目で見ればこれも得策です・・・とチョ・ジュンだけが太祖に同意します。
ところが「友として贈られた酒だから・・・」と素直に飲んだイ・セクが死亡。
臣下を信じられない太祖は、行方しれずの無学(ムハク)大師に会いたがります。
「牧隠(モグン)」と呼ばれていたイ・セクは、当時最高の学者でした。
チョン・モンジュやハ・リュンなど著名な学者はみんな彼に学んだそうです。
門下侍郎賛成事チョン・ドジョンが、敵対中のバンウォンを呼び出しました。
世子選びや功臣録の件を詫びられ、国のため働いてくれと頼まれたバンウォンは、
感動で胸が熱くなります~っ!としらじらしい演技で大笑いして承諾すると、
「出る杭は打たれるというので杭を打たれないように遊んでいましたが
おじ上もそうならないよう気をつけてください♪」と忠告しちゃいます。
腹に一物も二物も抱えたクセのある濃いタヌキ男二人が笑い合うのでした。
科挙が行われ「殿下を尭と舜に例えた詩を書け」という課題が与えられると、
謀反を起こした王を偉大な王に例えろと!?と儒生たちがいっせいに反発。
目の前で罵られ、答案用紙を破られまくる太祖がちょっぴりかわいそうです・・・
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