チョン・ドジョンが推し進める軍事政策をやめれば明も威嚇してきません!と
久しぶりに宮殿にやってきた門下左侍中チョ・ジュンが太祖に進言しました。
これまで黙っていた大物賢臣が発した説得力ある言葉を太祖は素直に受け入れ、
さらに強気で!戦時動員令を!とやる気マンマンなチョン・ドジョンを諌めます。
誰も自分を理解してくれない・・・と思ったチョン・ドジョンはイ・スクポンに、
安山に郡守(クンス)として赴任させるから密かに精鋭兵を育てろと命じました。
この件がきっかけでイ・スクポンがチョン・ドジョンを見限りそうな気配です。
一連の状況を見かねた弟分トゥン・ドゥランが、太祖にズバリと直言します。
「王妃様の病は私も心配ですが、たかが女のことで雄志を失わないでください。
この国は殿下の国。遼東征伐には賛成ですが、チョン・ドジョンの国ではない。
今や将軍も官僚も朝廷に不満を抱き、多くの将軍が靖安大君に頼っています」。
“靖安大君”というワードを聞いた太祖がビンカンに反応しちゃいましたよ!
また気を失った王妃(神徳王后)にギョンスン公主が自分の血を垂らして看病。
(この頃は病気の親を助けるためにこういう風習が信じられていたようですね)
ミン氏が典医から聞き出したところによると「消渇病だが心が問題」だそうです。
見舞いに来た大君夫妻一同をヒステリックに追い返した王妃が後で涙を流します。
「『私の代わりに世子をお願いします』とお願いすべきだったんだわ・・・」。
チョン・ドジョンの代わりにせめて私が明に行きますと言い出したクォン・グン。
行けば命がありませんぞ!とびっくりして引きとめるミン・ジェ(ミン氏父)に、
そのかわりに私が不在の間に朝廷を正してくださいとクォン・グンが頼みました。
クォン・グンはチョン・ドジョンとバンウォンが協力するのを願っているのです。
明の使臣は彼の申し出を認めつつも、やっぱりチョン・ドジョンの政索を牽制。
ハ・リュンがこれをバンウォンに報告し、クォン・グンは大丈夫と請け合います。
(クォン・グンは格上だしバンウォンの姻戚なので、明も死なせはしないから)
そして重大なことを切り出しました。「いよいよ大君の出番ですよ・・・!」と。
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