これからイチャつこうと盛り上がっていた世子妃ユ氏と内官イ・マンの二人。
現場をおさえられて捕えられた内官イ・マンは、世子妃の救命を望み続けます。
世子妃のほうも王妃(神徳王后)に叱責されても言い訳せず彼をかばいました。
「幼い世子様は女心がわかりません。一瞬でも人間らしく生きて幸せでした」。
情けない!女の一人も扱えないの?と世子バンソク(宜安大君)を罵った王妃は、
イ・マンを審問しているのがチョ・ヨンムと知ると「キィィーッ」と怒りました。
というのも、チョ・ヨンムはにっくきイ・バンウォン(靖安大君)の配下。
誰かが世子を監視してバンウォンに密告したんだわ!と事の次第を悟ったのです。
ばっさり斬ったりあっさり焼き払ったりがお好みのバンウォンなだけあって、
策略はお気に召さないもようですが、夫人ミン氏や配下が必死にたきつけると、
もし世子が替わったとしてもあとを継ぐのは兄上だ・・・と静かに説きました。
そんな折「これまでの功労を認めて(なんか頂戴!)」と言い始めたパク内官を
何のためらいもなくさっさと始末させたバンウォン&夫人ミン氏が怖すぎます。
この頃、太祖(イ・ソンゲ)は無学大師や弟分トゥン・ドゥランらと遠出中。
名地・鶏龍山のすばらしい眺望を目の当たりにした太祖が遷都先に決定しました。
けれども無学大師だけは鶏龍山に都を移すのに諸手を挙げて賛成をしていません。
『鄭鑑録(チョンガンロク)』によると、鶏龍山はイ氏の都ではないからです。
世子妃のスキャンダルの噂を聞いた臺諌たちがぞくぞくと上書を提出しました。
王妃に頼られたチョン・ドジョンは、バンウォンに助けを請うしかないと助言。
それだけはイヤ!な王妃は、ヨム尚宮の助言に従い、当事者の口をふさぐことに。
ってことで、可哀想なイ・マン内官が、凍った川の中にポッシャーンとされます。
事態に責任を感じているらしい世子は、幽閉中の世子妃に松の実粥を差し入れ。
「母上がそなたを殺すはずがない」と言ってましたけど、甘ちゃんすぎますよね。
賜薬をもった尚宮を従えた王妃が世子妃の部屋に鼻息荒~く乗り込みましたよ!
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