民が自分を無視してチョ・グァンジョだけを熱狂的に称えて万歳するようすに、
気を悪くした中宗はひとりでプイと馬を走らせて引き返しちゃいました。
このフィーバーを起こしたファンは実は保守派による仕込みなんですよね~。
天と崇める殿下が自分に嫉妬するわけがないと思っているチョ・グァンジョは、
中宗が一人で帰っちゃった理由に見当がつきません。相当にぶいです!
嫉妬なんてするはずない!王様を侮辱するな!と中宗のことをかばい、
いとしい中宗に謁見しようと待ち続けますが会ってもらえませんでした。
熙嬪の部屋に父ホン・ギョンジュ(南陽君)を呼んで密かに会った中宗は、
南陽君は正しかった!明日チョ・グァンジョを大司憲から罷免する!と話します。
チョ・グァンジョを抑えるためにキム・シクらを出世させては?と南陽君が提案。
翌朝、キム・シクを大司成に、パク・フンを同副承旨にする辞令が下されました。
それって儒林を支持するってこと?でもコ・ヒョンサンが戸曹判書だし・・・と
摩訶不思議な人事から中宗の真意をつかめず首をひねる政丞たち。
(コ・ヒョンサンは以前チョ・グァンジョの行く手を邪魔してトラブった人)
「チョ・グァンジョの味方が散らばったからあとは弾劾するだけ」と
弘文館大提学ナム・ゴンに人事を読み解いてあげるキム・アルロがさすがです。
出世したものの、起こるべきことを予想してかキム・シクの表情は冴えません。
チョ・グァンジョの辞職の意思は固く、弾劾されると予想しつつもまだ中宗ラブ。
南陽君の思い通りになったら大変!と敬嬪と王妃(文定王后)がまた接近~。
敬嬪の望みは、功臣仲間の養父・平城君を追いやった南陽君への復讐だそうで、
「大妃になられたら父の墓にたむけたいので南陽君の首をください」と願います。
中宗が南陽君に預けた親書を囲むシム・ジョン、ナム・ゴン、キム・アルロら。
その親書には「チョ・グァンジョを信用して後悔している」と書かれていました。
キム・アルロが例の「走肖為王」の文字を書いて作戦会議が始まります。
そのころ大殿の中宗は、チョ・グァンジョからの辞表を読んでいました。
彼が夜を徹して書いた辞表は、涙なくして読めないほどの名文のようです・・・。
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