家の門を開放し、身分を問わず誰でも客人として迎えているチョ・グァンジョ宅。
アン・チャン医員と革靴屋も訪れ、科田廃止が実現した喜びを分かち合っていました。
キム・アルロはそんなチョ家を訪問すると、両是論は戯言だったと認めて謝罪し、
廃妃を復位させたい儒林の動きを府院君が心配している・・・と面会を持ちかけます。
儒生の信頼あついシン・ヨンゲが新左議政になり、政丞3人が中宗に挨拶に行くと、
重臣の贅沢ぶりを監察が調査するからな!と勝ち誇ったような顔で言われました。
結果、百間を超す屋敷に住む大司憲イ・ジャンゴンと大司諫キム・グンサが辞職。
功臣たちは家の縮小や転居に追われ、功臣たちの権威は地に落ちてしまいました。
綾川君と河源君が息巻いてホン・ギョンジュ(南陽君)に助けを求めに行くも
「私が落ちぶれている間、かわりに政敵を一掃してくれる」とウホウホ状態です。
中宗をトリコにし官僚にも民にも大人気のチョ・グァンジョに、ナム・ゴンが嫉妬。
当時ナム・ゴンは大提学と吏曹判書を兼任しており、それは異例のことだったそう。
彼は廃妃の復位を訴えて罷免されたパク・サンとキム・ジョンを復職させることで
儒生の長は自分だ!とアピール。でもキム・シクら新進儒生には官職を与えません。
そこでチョ・グァンジョが中宗にキム・シクの登用をじきじきにお願いしました。
中宗は吏曹に採用をゴリ押しし、擬望(ウィマン)をせずに単独で推薦させます。
科挙にも受かってないのに!?と憤慨する吏曹参判シム・ジョンでしたが、
ナム・ゴンは閑職である宗簿寺(チョンブシ)の主簿(チュプ)に任じました。
宗簿寺は王族の不正を監視する部署ながら、普段しているのは系譜管理のみ。
しかし真面目なキム・シクはやる気マンマンで、昭格署の存在を問題視しました。
王族専属の私的な占いお祓い官庁のような昭格署を世宗は一度廃止しましたが
内命婦の反対にあい2年もたたずに復活したという経緯があったそうです。
懐妊した王妃(文定王后)の祈願のために、大妃(貞顕王后)も昭格署を大活用中。
もちろん敬嬪は呪いのために活用しており、針ぎっしりの藁人形を用意させつつ、
外では王妃に露骨に媚びへつらい、他の側室たちが不満を募らせています。
ある日、昭格署に巨額の支出をしているのを指摘された大妃が激怒しました~。
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