ミン・ムジル総制を留任させてください!と三軍府の将官たちが座り込むと、
オレ様よりミン・ムジルのほうがエライってか?許せん!と太宗親分は大激怒。
都承旨ファン・ヒの制止も聞かず、100名以上の将官をぶちこんじゃいました。
自分が太宗をけしかけたと思われたくないイ・スクポンは「解放を!」と説得。
次にミン・ムジルも部下の不始末を詫びに来たため、太宗は怒りを収めました。
ついでに太宗はミン・ムジルとイ・スクポンに「仲良くしてくれよ」と頼みます。
文官の重試や世子の婚礼を控えた宮殿に、太上王・太祖が楊州から帰還しました。
すっかり痩せて弱った太祖を元気づけようと、なんと太宗が“舞い”を見せます。
私には着物の裾をめくり上げるお間抜けバンウォンにしか見えませんでしたが
太祖はこれまでの辛い出来事を流し去ったように涙をぽろぽろとこぼしました。
やっと確執を捨ててくれた父に太宗がすがりつき、わんわんと泣き声をあげます。
「勉強しても父上は祖父上と不仲だったし、恩のある母上にも冷たいじゃん?」。
世子が勉強するのをいやがって師匠のイ・レとユ・チャンを困らせている一方で、
弟の忠寧大君は病弱な誠寧大君のために薬を調合しようと医書を読んでいますよ。
重試(チュンシ)とは、すでに官職についている従三品以下の文官が受ける科挙。
合格者は成績ごとに第1等・第2等・・・と分けられ、破格の昇進を果たせました。
このときの首席合格者は芸文館直提学ピョン・ゲリャン(希楽堂さまお若い!)、
吏曹正郎チョ・マルセン、成均館学正パク・ソセンら、後に活躍する顔ぶれです。
特にピョン・ゲリャンの回答「時代に合った法を作る」は高い評価を受けたとか。
尊敬している義父ミン・ジェを見舞うために太宗がミン家へ向かっている頃、
ミン兄弟の義理の兄弟にあたるチョ・バクが明の使臣を連れて来ていました。
明の姫君と世子の縁談を取り持てば将来は安泰!ってことで、皆がそわそわ。
ミン・ジェは見舞ってくれた太宗に、四人の息子のことで深々と頭を下げます。
「息子たちはさほど賢くないが根は悪くありません、どうかよろしく頼みます」。
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