存在感の薄かった王妃(貞聖王后)ですが、逝去して喪中になっているようです。
(ついでに世子妃(恵嬪ホン氏)の母と和緩(ファワン)翁主の夫・日城尉も他界)
思悼世子(サドセジャ)と英祖の不和は続き、寝込んだ英祖を見舞うも拒まれます。
いつの間にか世子にはたくさんの子供ができていて、今回ごっそり登場しました。
子供たちの中でもサン(後の正祖)の賢さが際立っているふうに描かれています。
見覚えがあると思ったら「女人天下」ナンジョンの子役だった女の子もいますよ。
そして英祖側室の昭媛ムン氏にも翁主が二人生まれていて、また懐妊しました。
今度こそは王子を生んでやるわよ!と野心マンマンな意気込みをみせます。
そして初登場した昭媛おじのムン・キム生員は、清廉な考えの持ち主のようです。
さて、王妃が亡くなったとあれば、朝廷にとっての一大事は次の王妃の冊封です。
老論派キム・サンノ(清風キム氏)らは、都承旨ユン・ドンドの娘を検討中。
ところが老論派の動きをお見通しの英祖は老論派を抑制する必要を感じており、
世子妃の父であるホン・ボンハンに新しい王妃選びを内密に依頼しました。
世子は廃位するつもりでしたが、かわりに再婚の前に孫のサンを世孫に冊立し、
ゆくゆくはホン氏一門と新王妃に世孫を守ってもらわなければならないからです。
ということでホン・ボンハンが目をつけたのは、慶州キム氏出身のキム・ハング。
ホン家の書生だったのが縁で、いわゆる「田舎(モクチョク村)の儒者」でした。
このキム・ハングの娘ヨンジュが後の貞純王后(「イ・サン」の大妃)ですね。
老王との婚姻話を持ちかけられたキム・ハングは「見くびられた!」と恨みます。
そんな矢先、英祖が危篤になり、世子が世子妃に胸の内を打ち明けました。
「父上の崩御を思うと気が楽になった。政事への気分も変わった。王になりたい」。
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