宣祖はすぐ回復しますが「誰かに殺められるかも」という妄想を抱くように。
世子に譲位する!と言い出し、引退した旧大臣を含む臣下を召集しました。
このとき領議政ユ・ヨンギョンが「手違いでした」と元老にお引き取りを願い、
「承命牌(スンミョンペ)をもらってきたのに!」と文句を言われていましたが、
これは領議政が独断で追い返したそうで、後で弾劾されることになるとか・・・。
もちろん世子(光海君)はひたすら頭を下げて譲位撤回を望むも、宣祖はNO。
ならば席藁待罪してください!とキム・ゲシ尚宮(ケトン)が指示しています。
そんな中、王妃(仁穆王后)から世子宛へ、譲位をうながす手紙が届きました。
「臣下を説得して譲位に承諾し、王様の心を穏やかにしておくれ・・・」。
手紙を持ってきたオム尚宮(あきらかに年上)をキム尚宮が責めまくっています。
譲位を止めるべきなのに若いので思慮が足りない!と仁嬪も領議政も焦りますが
まだ2歳の永昌大君を守るためにしたことなのです・・・と王妃が仁嬪に説明。
仁嬪は聡明な王妃に感心するも、宣祖の性格をよく知るだけあってこう説きます。
「殿下は家族のためにと言うけど、狙いは他にあります。臣下を試しただけです」。
世子は雨の中を席藁待罪!(演出じゃなく本当の雨で、地面がぐちゃぐちゃです)
私たちも明日席藁待罪しよう・・・とイ・イチョムを誘ったカン・ホンリプいわく、
“回天門を開く(悪化した形成を一変させて国力を回復させる)ときが来た”とか。
そんなカン家で今日も居合わせたクォン・ピルとイ・イチョムが睨み合ってます。
翌日、官僚たちが宮殿に行くと、宣祖は譲位と摂政の御意を取り消していました。
けなげな世子が席藁待罪で疲れた身体を引きずってお目通りのご挨拶をすると、
ワシが寝込んでたら即位できたのに元気そうなワシの姿をみて残念だろ!と
湯薬の入った茶碗を宣祖から投げつけられちゃいました(ひどいじーさんです)。
今の態度はいけません!と王妃がたしなめるも、宣祖は便殿に重臣を召集。
世子が来るたびに不愉快になるから今後はお目通りを中止する!と宣言します。
紀綱が乱れます!と反対されると、「じゃあ3日に一度にしてくれ」と要求。
謀反を警戒し宮殿の警備を強化しろ!ワシの周りの兵を増やせ!とも命じました。
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