正祖19年(1795年)、済州島から船で漢陽に着いたキム・マンドクが宮殿へ・・・
と思ったらささっと幼少時代に逆戻りし、彼女の生い立ちが描かれます。
何かの事情で宮殿を出たキム尚宮は、養成所を開き、身寄りのない子を養育中。
その中にはホン(後のキム・マンドク)や通訳官をめざすトンアがいます。
まだ少女ながら商売大好きなホンの夢は、大きな船を買って清国と貿易すること。
米を炊くときに一握りずつ貯めておき、市場で売って小銭を稼いでウッシッシ~♪
しかし「コラ!闇商売すんな!」と商人たちに追いかけられてしまいました。
稼げばいいってもんじゃない!真心が大切!と師匠(キム尚宮)が罰を与えます。
多くの人を育ててきた師匠は、このあたりの市場では尊敬される立場のようです。
今や大商人となり大きな顔をしている専売商人の大房(テバン)カン・ゲマンも
師匠に独立資金を出してもらい宮殿の情報や商いの方法を教えてもらった一人。
最近では、清の絹を大量に買い占めたり、闇商人を暴力で封じたりしています。
師匠がかつての教え子に説教しに行くも、耳を傾けてくれず、言い合いに。
カン・ゲマンは生地屋を任せているオ番頭に「師匠を消せ」と命じました。
(「キム尚宮」の光海君役の方?立派なおっさんに成長なさいましたね・・・)
ところでオ番頭の店で働くマクスン(後のオ・ムンソン)も昔は養成所暮らし。
飛び出してカン・ゲマンに頼ったという過去がありますが、ホンとは仲良しです。
あっちがその気ならやってやる!とムカついた師匠は、養成所をたたむ準備。
それを知ったホンは、「みんなと暮らしたいというのが私の商売の基盤」と悟り、
また米を売りに出かけ、途中で出会った男子も協力してくれますが、捕まります。
その男子は、カン・ゲマンが賄賂を贈った刑曹判書チョン・ドウンの息子ホンス。
科挙の合格祝いの「社会見学」として、一般人の服を着て市場にいたのです。
ちなみにホンスはホンの笛(母の形見)を拾っていますが、判明は先でしょうね。
ここで、新しく赴任した平市署(ピョンシソ)主簿のキム・ウンリョルが登場。
市場を取り締まる気マンマンで、カン・ゲマンの専横も好ましく思っていません。
キム・ウンリョルという男がホンの取調べをすると知った師匠は焦りまくります。
尋問をしたキム・ウンリョルは、ホンが一握りずつ貯めた米を売ったと知ると、
それは済州島の習慣だ・・・お前の母親は済州島の出身なのか?と聞くのでした。
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