第17話 端宗の婚姻
首陽(スヤン)大君(後の世祖)は国婚を急ぎ、民心を鎮め、自分の野心も否定。
数次にわたる揀擇の末に選ばれたのが、キム・サフの娘とクォン・ワンの娘、
そして豊儲倉(プンジョチャン)副使(プサ)ソン・ヒョンスの娘でした。
このお顔は・・・「大長今チャングム~」でチャングムの子役だった人ですね!
王室の女性で協議の結果、ソン氏が王妃に、他の二人は側室として迎えられます。
しゃべったところを誰も見たことがない王妃(定順王后)は口が不自由と噂され、
しかもスヤン大君夫人が彼女を選んだ理由は「名家じゃないから」なのだとか。
ちょうどこの頃、アンピョン(安平)大君が配流先の江華島で自決しました。
世の中はおめでたムード一色だったので人々はさほど気に留めなかったそうです。
さて、下の会話はうめ子的に絶対ハズせないので大筋に無関係ですが書きますよ!
初夜はいかがでしたか?と新婚の端宗に桃源(トウォン)君がストレートに質問。
「いやあ・・・ボクも母上に教えてもらったけどいざとなると頭が真っ白で♪」
「そうでしたか?ボクも恵嬪に教えてもらっていたけど緊張しちゃって・・・」
初夜は誰でも緊張するものです・・・とそばで聞いていたホン尚宮がとりなすと、
独り者なのになぜわかる?と端宗が笑います。(でもホン尚宮は一応経験アリ)
靖難一等功臣になれず大出世もできなかったホン・ユンソンとヤン・ジョンから
不満をぶつけられても黙ったままだったスヤン大君がハン・ミョンフェの家へ。
彼らの心を見極めるために真の功臣を出世させなかったとスヤン大君は打ち明け、
「私を王にしてくれ。できるか?」「また殺生簿を作らねばなりません・・・」。
ソンイを奪われたくないチェ尚宮は洗踏房(セタプバン)に送っていましたが、
大殿に復帰したホン尚宮(後ろ盾は恵嬪)から案の定ソンイ返還を求められます。
あの子は私が見つけた子ですし両班の子だからお金も使いましたと反論すると、
ヒスイの指輪を投げつけられ、ホン尚宮とチェ尚宮の仲は火花バチバチ状態。
スヤン夫人に頼ればいいんじゃない?とチェ尚宮をたきつけるパク尚宮でした。
ハン・ジョン(後のインス大妃)は大殿から産婆も駆けつけたほどの難産を経て、
後の月山(ウォルサン)大君となる長男を出産。恵嬪からは産着が届けられます。
その恵嬪の息子・永豊(ヨンプン)君はスヤン弟・錦城(クムソン)大君を訪ね、
スヤンを討ちましょう!と持ちかけ、今や端宗が「祖母上」と呼ぶ恵嬪に報告。
それを宮女が盗み聞き→チェ尚宮にチクり→内官チョン・ギュンに相談しました。
恵嬪が宮殿の扉を閉じていたので、ソンイが抜け穴をくぐりスヤン家へ急ぎます。
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