沈香(じんこう)と麝香(じゃこう)のことを知った医官ペク・クァンヒョンが
スッキ(淑徽)公主の手術を始めようとしていたチェ・ヒョンウクに猛抗議。
「お前は痘瘡も懸癰も初めてなんだろ?オレは経験があるんだ!出て行けっ!」。
次に、懸癰は切除すると危険だと顕宗に訴え、鍼を使った瀉血を提案します。
クァンヒョンには一つひとつ鍼でつぶして瀉血した経験が何度もあるのですが、
動物相手だったため、人医の鍼ではなく馬鍼を使う必要があるのが大きなネック。
王女に馬の鍼を使うだと?動物扱いすんな!侮辱するのか?と顕宗が激怒します。
命を救うための道具なのです!とクァンヒョンは席藁待罪(ソッコデジェ)。
かつてクァンヒョンに命を救われた右議政オ・ギュテが顕宗に決断を促します。
「ペク医官にとっては動物も人も命は同じなのです。治療をさせてください」。
顕宗は大妃(仁宣王后)がクァンヒョンをぶちこもうとしているのを制止すると、
失敗したら命はないぞ・・・と念を押してスッキ公主の治療を許可しました。
喉に麻酔をかけるためサポート依頼したサアム道人を呼び入れたクァンヒョンは、
公主様は大切な方ですから必ずお救いいたします・・・と宣誓して手術を開始。
ここからは詳細省略しますが、馬医時代を思い出して一つずつ腫瘍を潰します。
やがてスッキ公主が喉の中のものをゲホゲホッと吐き出して、めでたく成功です。
沈香と麝香(と龍脳)の件でクァンヒョンに詰問された首医イ・ミョンファンは、
麝香を買いに行かされたのを不安がるチョ判官には「兵判の強心剤」と言い訳。
(→後日ウソだと知ったチョ判官は左議政チョン・ソンジョに報告して手下に)
麝香のことは本当に潔白なのか?と左議政はミョンファンを信用しきれませんが
とりあえず重臣一同でクァンヒョンの罷免をごちゃごちゃと申し立てました。
恥を知れ!痘瘡でお前らが逃げてたときに民を救ったのは彼だ!と顕宗うんざり。
「王室の威厳を傷つけられた」のにお怒りの大妃は伝家の宝刀の断食を始めます。
クァンヒョンが罷職され(実は自分から罷職を願い)、とつぜん姿を消しました。
密かに証拠固めでもしていたらしく、イ・ソンハを呼び出すと、事前告知します。
「カン・ドジュンとペク・ソックと首医コ・ジュマン様を死に追いやったのは
あなたの父上であるイ・ミョンファン様です。私はこれから罪を償わせます」。
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