チャンヒビン第44話「決死の上奏」
ミン・ジヌ(王妃兄)の差し向けた刺客からやられそうなところに
助っ人が現れて一命をとりとめたヒジェ(チャン昭儀兄)。
そこにホン・チサン(西人派・淑安公主の息子)も登場したので
偶然にしてはできすぎだから裏があるとヒジェは推測します。
ミン・ジヌの先走りを防ぎたかったホン・チサンは、
ヒジェだけを始末するより東平君と仲たがいさせようと説得しました。
粛宗は、反対する者は官職を退け!と前置きした後で
生後2ヶ月の王子にギュンという称号を与えて第一王子に定めると発表。
西人派はもちろんチョ・サソク(南人派)まで反対の意を唱えます。
チャン昭儀(オクチョン)は同時に禧嬪へと昇格し、チャン禧嬪となりました。
チャン氏が自分より上の「嬪」になり、キム貴人(キイン)はもちろん吠えてます。
王妃母は、慈悲をもって王子を育てろと王妃に言い聞かせます。
側室の子は王妃が育てるというのが王室のならわしのようですね。
王妃は挨拶に来たチャン禧嬪の王子を抱こうとしますが禧嬪は渡しませんでした。
西人派の巨頭ソン・シヨルは意を決して上奏文をあげます。
それは故事や聖君の例を利用してまわりくどく粉飾しながらも
王子の称号の取り下げを願うだけの内容でした。
チャン禧嬪のそそのかしもあって粛宗は臣下を呼び上奏への意見を聞きます。
すると東平君に取り込まれた臣下はソン・シヨルを非難する意見を述べ、
ついに粛宗はソン・シヨルを都から追放することに。
三代にわたり権勢を誇り、儒者の頂点に立っていた長老の没落でした。
続いて、ソン・シヨルの追放に反対した西人派の要人も罷職。
西人派から南人派への政権交代である己巳換局(キサファシグク)の始まりです。
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