チャンヒビン第56話「廃妃の復位作戦」
鳥銃三千丁の上納を要求されても今の朝廷にそんな財力はありません。
それなら廃妃と面会して廃位のいきさつを詳しく聞くという清国の大使。
どうか鳥銃を用意してください!!と王妃や大臣に請われても
面会したいならすればいい!と怒り爆発、投げやり状態の粛宗です。
とうとう清国の大使たちが廃妃ミン氏の家に向かいます。
これで復位ができるかも!と大使を喜んで迎えるハン尚宮。
そこへ東平君とミン・アムがかけつけ、鳥銃を用意すると伝えました。
先に(王妃を認める)任命状がほしいと必死に交渉を重ねる東平君たち。
交渉の場で、清に持参した書類に不備があったと伝えられます。
(使ってはいけない「側室」「玄」という文字が使われていたそう)
国の財政が苦しい今、そなたから倹約の姿勢を示せと粛宗。
しかし王妃チャン氏は大臣たちこそ節約すべきだと言い返します。
ナム・グマン(西人少論派)はパク・セチェを訪問。
ハン・ジュンヒョクという者が政変のための資金を集めていると伝え、
領議政に復帰しろという粛宗の誘いは罠ではないかと話します。
以前ナム・グマンが休暇中に訪ねたのは
このパクさんかと思ってましたが
もしかすると今回登場のパク・セチェのことかもしれませんね。
キム・チュンテク(西人派)は、下女チェ氏と実家で対面。
一肌脱いでくれという頼みは、まさに文字通り、王のお手つきになれという指令♪
私のような卑しい者が!廃妃さまへの裏切りです!と拒むチェ氏は
これが廃妃の望みなのだと言われて納得。
宮殿に戻ると早速おもわせぶりに佇み、粛宗の視野に入ります。
チェ氏の所属を尋ねただけで粛宗は去りましたが、
王妃チャン氏は私の許可なくお手つきになるな!とチェ氏に命じます。
初めて大殿を訪れたヒジェ(王妃兄)は緊張しまくりで粛宗を笑わせています。
そこでヒジェは期待していた役職とは違う左捕将に任命されました。
配置換えの理由は、“民を惑わす悪い噂を鎮めろ”というもの。
けれども粛宗にはなにか魂胆があるように見えましたね。
ヒジェ母は息子の昇進を素直に喜び、嫁(スクチョン)との仲も良好のようです。
内帑(ナイドン)金が底をつき、またまた粛宗を怒らせる種が増えました。
それでも装飾品を買いたがる王妃チャン氏。渋る大臣たち。
怒った王妃はミン・アムを呼び、右議政の地位をぶらさげ、
“鳥銃をあと500丁買うと思えばいいでしょ?”とお金を用意させます。
部屋の外には、しっかりと聞き耳を立てる下女チェ氏がいました。
このへん、普段はもう少し冷静な(?)粛宗がキレまくりで楽しいです。
東平君もすっとぼけて韜晦していられないくらいお仕事手詰まりですね。
少しずつ形勢逆転、のような感じを持ちながら見ていました。
しかし清朝からの使者の様子、倭寇や日本商人の描かれ方くらい違和感
ありまくりです!それはないだろーっ!と叫びたくなりました・・・・
(清朝ドラマファンでもあるので、細かすぎるんですが・笑)。服飾から何か
らぜんぜん違うわよっと画面に一人で突っ込んじゃいました♪
前の話ですが、ヒジェが間違った礼で粛宗を笑わせたり、ミン氏への嫌がらせ
がヒジェの仕業とバレバレだったり、この鉄砲玉さんはすごいキャラが濃いで
すね。謀略に向いてないんでないの?おとなしく実行犯に徹したほうが。。。
それでも暴走するヒジェが印象的なんですけどね~
またチェ氏の「家政婦は見た!」ばりの隠密行動も面白かったです。
チュンテクの「お手つきになってください」というのも、いうだけなら簡単だけど
実行するのってすごい難しそうですよね。チュンテク、つかみきれない人物。
燃える運動家の目は常にいっちゃってるように見えます(熱意に感服)。
パクさんはこの回で混乱しちゃったんですが、うめ子さまのご指摘どおりの
ような気がします。