チャンヒビン第68話「少論(ソロン)派と老論(ノロン)派」
南人派が追放された後も、朝廷には各勢力が対立し、派閥闘争が続いていました。
<西人少論派>ナム・グマン(領議政)、パク・セチェ(左議政)、ユン・ジワン(右議政)ら3人の大臣らによる派閥で朝廷の主流派。
<西人老論派>キム・ジング(キム・チュンテク父)、ミン・ジヌ(王妃兄)、チョ・テチェ(チョ・サソク甥)らが中心人物。
<西人少論派の小派閥>ハン・グ(廃妃復位運動で表立って動いて流刑されたハン・ジュンヒョクの父)、チョ・テグ(チョ・サソク息子)などによる派閥で、少論派なのに要職にもつけず冷遇されているとして反発。復位運動に関わったキム・チュンテクも刑を受けるべきと主張。
さて、済州島のヒジェ(禧嬪兄)のもとに、妻スクチョンから金塊が届きました。
スクチョンからの手紙を読んだヒジェは(ちゃんと文字読めてますよ~!)
俺の妻は男より頼もしい♪と感激してます。ヒジェが単細胞すぎるのですけどね。
人を集めて都へ攻め入ってやる!などと状況知らずのバカなことを考えてますよ。
復位運動に関わった者に公平に処罰をという西人少論派少派閥の主張によって
ハン・ジュンヒョクは都へ連れ戻され、かわりにキム・チュンテクが捕まります。
自分を助けてくれたチュンテクを助けたい淑儀(スギ)チェ氏が王妃に訴えると
私たちが大殿に行って政治に口を挟んだりしてはならないと言われました。
臣下からの強い申し出により、ヒジェの余罪が追及されることになりました。
“王世子のために”兄を救ってほしいと禧嬪チャン氏が王妃に頭を下げます。
ところが王妃が躊躇するのを見ると、打って変わって脅迫者のように変貌。
目上の人に頼みごとをするとは思えない態度で脅し文句を吐きまった挙句に、
「王妃は王世子を憎んでいるのですね」と話をまとめあげて去りました。
すれ違った淑安公主には挨拶もせずシカトます(淑安は嫌いなので許しましょ)。
次は淑儀(スギ)チェ氏に「大殿へ行ってヒジェの救出を頼め!」と脅します。
それだけでは飽きたらず、夜になると宮殿を出てナム・グマンの屋敷を訪問。
毒薬は言い逃れできるけど手紙は困るからと偉そうな態度で返還を頼みました。
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>ぜーったい追い出してやる!と憎憎しげな表情(67話)
このへん、積極的&弱気な周囲を励ますスクチョンと、不滅
の闘志を燃やす禧嬪の熱き女の戦いが非常に楽しみです。
出て行くときの往生際の悪さもさることながら(一応、素直に
出ましたけど)、チェ氏へのいやみ攻撃などものすごいですね。
>俺の妻は男より頼もしいとヒジェ感激♪ ヒジェが単細胞
このとき、ヒジェって本当にばかなんだ・・(すいません)と思い
ました。今までもそうだったけどそこまでとは(苦笑)。スクチョ
ンの苦労がしのばれます・・ヒジェを感動させるのもすごく難し
い、そして怒らせずに諭せるのもスクチョンならではですね。
>大殿に行って政治に口を挟んではいけないと言われます。
さすが仁顕王后!いい子ですね(言い方が意地悪になってし
まう・・)。正論だし、この場合正解だと思うのですが、なんか
ひっかかる私。よっぽど王妃様に何かを感じているようです
(笑)。うーんでもこの場合、そうするしかないよなあ・・・・
下手に首つっこむと余計もめそうだし相手は粛宗だし(ちょっと
粛宗に不信感)。ソロン派とノロン派の抗争にはこれ以上
また派閥闘争かーとちょっとだけ粛宗の苦労が偲ばれます!
>物を頼むとは思えない態度で脅し文句を吐きまくり、
>王世子を憎んでいるのですね”と話をまとめあげて
>すれ違った淑安公主には挨拶せずシカトを決め込み
>チェ氏に、大殿へ行ってヒジェの救出を頼め!と脅します。
>毒薬は言い逃れできるけど手紙は困るからと偉そうな態度
このへん張禧嬪の本領発揮ですね!
粛宗操縦術は忘れちゃったかもしれないけどあの闘魂は健在!
とちょっと見ながら嬉しくなった瞬間です。そのわりには最期の
シーンも楽しみでやっつけられるのを心待ちにしていたんです
が・・・不思議な気持ち。
張禧嬪、マッチポンプ型というか、勝手に騒ぎを起こし周囲を
巻き込みギャーギャー騒ぎを大きくして相手に非をおっかぶせ
る、というような戦法がお得意ですね。いつも王妃様は悪くない
のに、なぜか言葉につまる王妃・・
あんな屁理屈(と、尊大な態度♪)とられたら迫力負けして反論
するの大変そうです。声もでっかいし(笑)。「世子を愛していな
いんですね」が、うざいの半分、この人はそれしかすがるものが
ないんだなと複雑な気持ち半分という感じです。
でも「毒薬は言い訳できる」ってのがまた振るってますね♪
さすが張禧嬪!