吏曹判書シム・オン(忠寧大君義父=シム氏の父)にオリは申し出ました。
「私は前中枢府事クァクの妾であり世子様の女。私たちの噂を広めてください。
世子様が王座につけないようにすれば、私は忠寧大君を王にした功臣。
褒美には、哀れな世子様と住むための瓦屋を一軒ください・・・」
忠寧大君の説得で打ち首を免れたイ・チョンは軍服を返上して軍役につくことに。
領議政ユ・ジョンヒョンは、彼が犯した罪は誤った命令に従ったからです、
それなら命令をくだした世子様はどう罰するべきでしょう?と大君に質問します。
罰は必要ない、世子様は罰せない、自分自身で罰するしかないのだと忠寧大君。
野心がない方と聞いていましたが野心をもつ資格がありませんね!と領議政。
芸文館応教ユン・フェは、世子様が反省しないほうにこの筆一本!と賭けてます。
世子の嘘をお見通しの工曹判書ファン・ヒが、謝って反省しろと説得するも無駄。
悩むファン・ヒに、そなたも敬差官が戻るのが怖いのか?と太宗が声をかけます。
忠寧に野心があったとしてもカン・サンインと武力を使ったりはしない・・・、
この件に世子は関わってないよな?と哀願するように確かめる太宗でした。
ファン・ヒにバレたのは誰かが情報を漏らしたからだ!といきり立つ世子を
まあまあウチでごゆるりと~♪とキム・ハルロは(オリがいる)自宅へ招きます。
その頃世子妃はオリが妓生房前でシム・オンと別れたところを目撃していました。
オリがシム・オンとデキている!と勘違いしている世子妃をオリは相手にせず、
世子様が私のもとへ通うのは宮殿では心が休まらないからだと言い返します。
世子妃が実家で鉢合わせした世子を責めても、妬みは禁物!と父にたしなめられ、
(シム・オンと会っていたオリは)危険な女よ!と訴えても聞いてもらえません。
一方、むしゃくしゃしているオリが世子に口答えしていると、おえ~っとつわりが!
世子はうれしそうですが、クァクの子じゃないと断言できるのでしょうかね?
翌日、世孫を抱いた世子妃は、砒素もってこ~い!とチェ尚宮に命じます。
チェ尚宮に相談された元敬(ウォンギョン)王后は東宮殿に怒鳴り込みました。
世子妃を追い出してオリを妃にしてやる!とまで頑なに反抗する世子。
おまけに世子妃のことを、冷淡で計算高い女だ!母上そっくり!とけなし始め、
オリの妊娠も知った王妃はショックを受けまくりで倒れちゃいました。
目覚めた王妃は、太宗に事情を話そうとする世子妃を制すると、
これから王宮の切り盛りはそなたの役目、このまま死にたい・・・と漏らします。
結局シム・オンは世子の色恋事件を儒生軍団にバラしてます。
今すぐ公にしましょう!という儒生らに、イ・スだけが反論してチョイ揉めに。
イ・スは、遠地にいる大君と会えないまま王妃が逝去するのを恐れているのです。
その遠地にいる大君は、鏡城の民として生きると決意し、ユン・フェらが持ってきた
“謀反を企ててなければ戦地から連れ戻せ”という王命を拒否していました。
巡禁司司直ク・ジョンスを鏡城に行かせたのに何の動きもなく、苛立つ世子。
王妃を温行(オネン=温泉旅行)に行かせてその間に中央軍を動かしましょう!と
刑曹参判ク・ジョンジが提案します。その企みを知らない純粋な誠寧大君(四男)は、
病気がちな私のために母上は徹夜で看病してくれました、母上にお返ししたい、
半月時間をあけて母と一緒に温泉へいってください父上・・・と頼みます。
こうして太宗と病気の王妃は温行のため宮殿をあけることになりました。
皆が不在にすると怪しまれるからと、兵曹イ・スクボンとイ・ジョンムは居残りを希望。
あいつら信用できないから監視してくれ!と、世子がキム・ハルロに頼みます。
旅立つ両親をしたり顔で見送る世子を見てピン!ときたファン・ヒの読みどおり、
その夜、世子は勝手に軍を動かして北方征伐のために鏡城へ向かいました。
スポンサード リンク