夜更けにとつぜん訪ねてきた朝廷随一の権力者・右議政キム・ジョンソを
靴も履かずにすっとんで出てきてにこやかに迎える首陽(スヤン)大君。
キム・ジョンソは「鯉が跳ねればハゼも真似る」というたとえを出しながら、
王室の仕事を仕切ってほしいからまずは先王の墓地を決めてくれと切り出します。
ただし政治には口は出さないでキム・ジョンソに手を貸すのが条件。
「私には勢力を集めるつもりはないが、そうすると領議政たちに人が群がります、
私たちが手を組めば皆が従うはず・・・」。二人の大物が和解の杯を交わしました。
喜んだ端宗が殯宮(女人禁制)に行くと、ホン貴人(文宗側室)が大泣き中。
父の死を悼むホン貴人の泣き声に感動した端宗は殯宮で泣かせてやることにし、
ホン貴人を追い出したい恵嬪ヤン氏が思いっきりムカついています。
さて、ここで恵嬪の息子である永豊君(ヨンプングン)が登場しました。
恵嬪には他に漢南君(ハンナムグン)と寿春君(スチュングン)もいましたが、
容貌にすぐれ世宗に似ている永豊君だけを可愛がっていたそうです。
恨みを持つ者を集めなさい!まずは貴人を追い出すわ!と恵嬪が息子に命令。
先王は側室の子を宮中に入れなかったのに!とオム・ジャチが怒ってます。
譲寧(ヤンニョン)大君はじめ王室ご一行様+イ・ヒョルロが墓地候補地を見学中。
工曹チョン・インジと首陽大君はヒョルロが安平大君の害になるかもと不安を覚え、
ヒョルロは「王になる傍龍が首陽とは限らない」と安平大君をそそのかしています。
文宗は生前、父の世宗が眠る英陵(ヨンヌン)の隣の墓地を望んでいましたが、
そこは行き来が不便なため結局は太祖の隣の顕陵(ヒョンヌン)に埋葬されました。
変人ハン・ミョンフェが安平大君を訪ねたところ、使用人に追い返されました。
そのことを夫人ミン氏の両親(デセンとホ氏)に報告する光景がユニークです♪
ミン氏が長男の後に三人娘を産んだため、デセンとホ氏は婿に遠慮があったとか。
ヒョルロにせっつかれて安平大君宅を再訪したミョンフェが、安平大君に初対面。
しかし安平大君には天下をとる才がないとみたらしく、とっとと自宅に戻ると、
主(あるじ)を間違えて一族を滅ぼすところだった!と大笑いするのでした。
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