譲位するのが国と民のため!と涙ぐむ端宗を怒鳴りつける譲寧(ヤンニョン)大君。
首陽大君に抗議されても、「あんな王では周りが迷惑!」と取り合いません。
首陽(スヤン)大君にしらせようと真っ青になって出てきたチョン・ギュン内官を、
譲位しろだなんて正論じゃ~ん!とヤン・ジョン&ホン・ダルソンがあざ笑います。
端宗は首陽大君の手をうれしそうに握ると「そばにいてください・・・」と頼み、
領議政に任じるだけでなく領經筵書雲観事(ヨンキョンヨンソウングァンサ)と
判吏兵曹事(パニョビョンジョサ)も兼ねさせ、人事権と兵権をごっそり委ねました。
首陽大君から右議政の座を提案されたハン・ファクは、情に流されるなかれと辞退。
その結果、ハンフ・ァクは左賛成に、チョン・インジが左議政に、ホ・フは左参賛、
チョン・チャンソンは吏曹判書、キム・ジョが礼曹判書、イ・ゲジョンが兵曹判書、
パク・チュンソンは兵曹参判、チェ・ハンが都承旨、クォン・ジュンは大司憲に、
シン・スクチュは右承旨に、パク・ペンニョンが左副承旨になりました。
端宗は臣下に首陽大君の補佐を命じ、さらに多数の護衛もつけることにします。
その御前会議で吏曹判書や大司憲らが安平大君の自決を求め始めました。
(粛清を傍観した者や非協力的だった者が安平大君の処分を強く求めたとか)
上書が増えていく中、オム・ジャチ内官が首陽大君の悪口を端宗に吹き込みます。
さてキム・ヨン内官は流刑先の安平大君に都のようすを逐一報告中。
安平大君が気遣うイ・ヒョルロのところには、都から王命が届いていました。
死ぬ前にお酒を一杯飲みたいというイ・ヒョルロのささやかな願いもむなしく、
飲み終わらないうちに都事(←これまで世話をしてくれていた)に斬られます。
罪悪感に苦しむ首陽大君夫人ユン氏は死者の冥福を大慈庵(テジャアム)でお祈り。
“無辜の死”と口走った桃源君(トウォングン)を「失礼よ!」と責めた妻ハン氏は
実家の父ハン・ファクにも「右議政になるべきでした」と意見しちゃいます。
安平大君の処分をしつこく迫ったハン・ミョンフェが、首陽大君から怒られます。
でも譲寧大君はハン・ミョンフェと同じ考えで、「死んで当然!譲位もすべき!」。
譲位って誰に?と王族に聞かれると、首陽だ!当然じゃないか!と答えます。
そして譲寧大君は大臣らを率いて安平大君の処罰を求める座り込みを開始。
ってことで、ぷるぷると震える端宗に呼ばれた首陽大君が宮殿に向かいますが、
ハン・ミョンフェらに土下座して進路を阻まれ、怒号とともに刀を振り上げます。
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