首陽(スヤン)大君に刀を振り上げられてもハン・ミョンフェはものともせず、
粛清に参加した時点で死は覚悟してたので大君に殺されるなら本望ですとさらり。
ひとごろしはんたーい!だったクォン・ラムまでもが安平大君の死を求めます。
血を分けた弟は殺せぬ!父上(世宗)に顔向けできぬ!と首陽大君が泣く頃・・・、
大殿では譲寧(ヤンニョン)大君が恵嬪ヤン氏(世宗側室)を追い払い、
端宗を“案山子”呼ばわりした後、安平を殺さないならワシが自決する!と脅迫。
しぶしぶ端宗が承諾するなり都承旨に無理やり王命を書き取らせました。
その夜、命令の取り下げを願って一人座り込む首陽大君の声がむなしく響きます。
ってことで、安平大君に賜薬が届き、その横でキム・ヨン内官が大泣きしています。
ずっと兄上を怖れてきたが今は兄上が私を怖れている・・・と安平大君は笑うと、
イ・ヒョルロとあの世で合わせる顔がないとつぶやいてゴクゴクと飲み干し、
いい味だ♪もう一杯おかわり♪と頼んで禁府都事をギョッとさせました。
二杯目でちゃんと死にましたけどね・・・。その後キム・ヨン内官が後を追います。
宮殿では、首陽大君が謀反を報告する表文(ピョムン)を捧げる儀式が行われます。
この頃になると、反対派を一掃するような処罰の連続に嫌気がさす人も増え、
領議政には優柔不断なだけで謀反には加担してない!さらし首はひどすぎる!と
ファンボ・インの処分について左参賛ホ・フがハン・ミョンフェに物言いをつけます。
そのハン・ミョンフェは、粛清で活躍した者が載る「功臣録」を作成中の首陽大君に、
文句を言いそうな者の名前は前のほうに載せておきましょう♪と気配り万全。
さらに、キム・ジョンソの次男スンビョクを生かすならホ・フは消せと進言します。
こうして剛直な識者だったホ・フが、罷免され巨済島(コジェド)に流されました。
やりすぎじゃないの?と左議政チョン・インジやクォン・ラムが危惧します。
度胸のないホン・ユンソンは肝心な粛清の夜は怯えて隠れていたらしいのですが、
先頭に立った俺が三等功臣ですか?と言い出してハン・ミョンフェに叱られてます。
端宗の首陽大君への信頼は増すばかりで、寝るときも叔父上を恋しがる始末。
宿直中の首陽大君が居眠りしていると知ると、毛布@トラ柄を手に駆けつけました。
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