月足らずで生まれた王子は半月経っても泣かず、乳を飲む力もありませんでした。
血が汚れているからよ・・・!と仁粹(インス)大妃がつぶやき、
あの子はきっと死ぬわ!とチョン貴人とオム昭容(共に成宗側室)が噂します。
宮女スヒャンは内侍キム・ジャウォンとの裏庭デートでそのことを伝えました。
父親になった太子(後の燕山君)と酒を酌み交わしながら成宗が断言します。
「これまで母に遠慮して生きていたが何があっても太子を廃しないと約束する、
もう愛する者を切り捨てるのはたくさんだ・・・!」と。
ひそかに交わしたはずのその約束は宮殿内の間者によって大妃の耳に入ります。
大妃と王の戦いが始まるから太子と仲良くするのはやめたほうがよい!と
顕粛(ヒョンスク)公主が弟の斉安(チェアン)大君に忠告するのでした。
チャン・ノクス(張緑水)は豊原尉(プンウォンウィ)につれない態度をとりつづけ、
天下一の風流人の斉安大君の指導を受けて妓生でなく芸妓になりたいと話します。
キム先達との惰性な関係は続いており、あっは~ん♪な一夜を過ごしました。
太子に一夜の寵愛を受けたソンファがふさぎこんでいます。
太子への恋だと勘違いする斉安大君に、あなたを思っているのですよ!と夫人。
斉安大君が再訪を促しても太子はソンファのことなどすっかり忘れています。
そんな太子がはたと思い立って向かったのは月山大君夫人のいる興福寺でした。
この国は誰のものですか?朝廷は大妃様の息のかかった者ばかりです!
太子を廃そうとするなど間違っています!とチェ・ジソが思い切って成宗に進言。
太子は王にふさわしくない!と大妃が成宗に宣言したのはその直後でした。
お前は王だけど国の将来は私が決める!って・・・すごいばーさんですね。
王と太子の約束がどうして漏れたのか?と不思議がるキム・チョソン尚膳。
そこへジャウォンとスヒャンが現れ、宮女ミヒャンが間者だと報告します。
やっぱりチョン貴人らが抱き込んだのは太子おてつきのミヒャンでしたね~。
成宗15年3月29日、王子が一度も泣き声をあげないまま息を引き取りました。
いきなり雷が鳴り、夜空に吠える太子の恨み声にエコーがかかりまくります。
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