「床に拝礼するのは相手が死んだときだけよ」「見舞いじゃなく弔問?」。
押しかけてきた燕山君に病床の仁粹(インス)大王大妃が立派に応酬します。
母上を追尊する盛大な儀式にぜひ出席してください♪と嫌味な招待をされると、
墓にもう一杯賜薬を供えてやる!!!と体を起こして怒鳴り返しました。
雷が鳴り響く夜空を見上げながら燕山君が吠えまくります。
仁粹大王大妃はよろよろと文昭殿へ入ると(位牌の文字がこれまた微妙・・・)、
私が詫びれば聖君になりますか?この国が続くにはどうすればいいのですか?と
永眠した歴代の王たちの位牌の前でひれ伏して一人で泣きつづけます。。
そして晋城大君には、17歳になったのなら世の道理もわかるわね・・・と言い、
そなたを守れないまま旅立つかもしれない・・・としみじみ。
「でも殿下を不孝者にしたから私のすることは終わったのかも」とも話します。
弔事が起これば祭祀を中止するのが通例と礼層判書キム・ガムが見解を示すと、
どんな薬を使ってでもぜーったい死なせるなよ!と燕山君が御医にご命令。
びびった御医はぶるぶると振るえ、大王大妃の呼吸がなかなか確認できません。
儀式を翌日に控えた夜、チャン・ノクスや斉安大君と酒盛りしている燕山君に
義兄シン・スグンが部屋の外から叫んで仁粹大王大妃の危篤をしらせました。
死なれては困る!あと一日だけ生きてください!と燕山君が部屋を飛び出します。
大王大妃を恨んでいる斉安大君は、シン・スグンに文句を言われてもなんのその。
仁粹大王大妃は、焦った孫がこっちへ向かっているのを予想しつつ、
昌慶宮の慶春殿で戌の刻に目を開けたまま亡くなりました。69歳でした。
早く目を閉じて差し上げなさい!と晋城大君が大妃(貞顕王后)に叱られてます。
燕山君は宮殿の扉を閉じて、登庁してきた大臣たちをシャットアウト。
母の復位の儀式が執り行われるはずだった仁政殿の庭で泣き崩れるのでした。
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