イ・ソンゲが重傷を負ったことについて弟分トゥン・ドゥランが緘口令をしくも、
間者から事故を聞いた守侍中チョン・モンジュがこの機を活用すべく行動開始。
兵はイ・ソンゲに握られているし慎重になれ!とイ・セクが諭しても聞き入れず、
臺諌キム・ジニャンやイ・レらを抱きこんでイ・ソンゲとその仲間を弾劾します。
イ・ソンゲに擁立された恭譲王はその上書に震え上がりつつも(王の威厳ゼロ)、
とりあえずチョン・ドジョンたち(イ・ソンゲの側近)の幽閉を命じました。
イ・ソンゲの危篤と側近の逮捕を知ったファミリーが大集合して対策会議。
「カリスマなイ・ソンゲが都にいないのが問題なのだ」という結論に達します。
差し入れられたお肉も食べずに真面目に墓守をしていた五男バンウォンですが、
父を開京(ケギョン)に連れ戻すため喪服で早馬に乗り海州へと急ぎました。
一族の中でテキパキと采配するバンウォン夫人ミン氏の姿がひときわ目立つ一方、
父と不仲の長男ウンゲは飲んだくれて会合に参加せず叔父イ・ファに叱られます。
宮殿から呼び出しがかかったときに、異変を察した鋭いチョン・ドジョンは、
海州への道に兵を潜伏させろという命令をチョ・ヨンギュ将軍に送っていました。
チョン・モンジュのほうは「イ・ソンゲの首を取ってこい!」と海州へ兵を派遣。
そんなつもりなかったのに~バレたら殺されちゃうよ~と怯える恭譲王に比べ、
何度も政変を経験したアン大王大妃(恭愍王妃)はまったく動じていません。
イ・ソンゲ討伐が失敗しても処分されるのは王(自分とは遠縁)だけですしね~。
海州に着いたバンウォンが政変を知らせるも、病床の父は帰京したがりません。
バンウォンは意識のない父を寝床ごと輿に乗せ、精鋭兵に護衛をさせて戻ります。
チョン・モンジュの兵が海州の役所に到着したのは、その直後のことでした。
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