その飲み会メンバーは、世祖&シン・スクチュ&ハン・ミョンフェでした。
お酒を飲んで力だめしがてらシン・スクチュの腕をひねって遊んでいた世祖が、
今度はオレの腕をひねってみろ~♪とゴキゲンでスクチュに腕をさわらせます。
言われたとおりにスクチュが世祖の腕をひねった途端、そばにいた世子が激怒。
酒の席の悪ふざけだしオレがひねろって言ったし~と笑って相手にしない世祖に、
きっと邪欲があるのです!失礼です!と世子が何度も何度もしつこく迫った結果、
当時14歳のガキンチョ世子の言葉をそのうち世祖が信じ始めちゃいます。
「明け方に本を読む習慣のスクチュが今日も読んでいたらシラフです」と世子。
世祖がシン家に内官を送り、それを予測していたミョンフェは手紙で警告します。
手紙を読んだスクチュが慌てて蝋燭の火を吹き消し、事なきを得たのでした。
その話を領議政ク・チグァンから聞いたヤン・ジョン(楊山君)は、
頭も弱ってるならなおさら譲位させないとな!と考えちゃったようですよ。
都に戻った自分を歓迎する宴の席で、ゆっくり休め♪と世祖に言われて硬直。
世祖が気に入っているチェ・ホウォン&アン・ヒョレ(漫談が得意)が呼ばれるも
なぜかその日は黙ったままで漫談を始めなかったので投獄されました。
殿下こそお休みになってください!といきなり世祖に言ってしまったヤン・ジョン。
「“四時陰陽”のとおり次の世代に引き継げというのか?」「はいそうです!」
「今ここで譲位するから玉璽もってこーい!」と世祖が怒鳴りました。
都承旨シン・ミョン(スクチュ長男)・河城尉・世子らが玉璽を取りに行かされ、
もちろんノコノコと玉璽を持ち帰るわけにはいかず尚端院の前で困り果てます。
しばらくすると世祖がスクチュに酒を注がせ、フクベは十分に熟した・・・と一言。
まだ早いようです・・・と言われるとやっと矛先をおさめてお開きにしました。
なんてことを言ってくれたんだ!とハン・ミョンフェに責められたヤン・ジョンは、
忠臣なら休ませてやるべきだ!じゃないと天寿をまっとうできない!
殿下の腫れ物のことは皆が知っている!あれでは生ける屍ではないか!と反論。
どうやら本気で世祖のことを心配しての発言という描き方のようです。
靖難で共に戦った盟友ヤン・ジョンの救済を必死に頼むホン・ダルソン(南陽君)に、
義理や情理のほうが国より大事なのか?と問い返すハン・ミョンフェ。
楊山君をかばえば我々功臣みんなを疑われてよからぬ輩に隙を与えるから
自分が悪者になって恨みを買ってやるのだ!と保身と正義の両方を主張します。
功臣を処分できないと言ってた世祖も結局はヤン・ジョンを大逆人として認め
「世祖が明敏なのを妬んだ」「臣下が要求するので処分する」との声明文を発表。
「でも功臣なので」という温情の結果、クビ切りは息子までで済みます。
世祖12年(1466年)6月12日、盟友の死に涙を流すハン・ミョンフェでした・・・。
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