側室ナンがホン・ユンソン(仁山君)やホン・ダルソン(南陽君)に助けを求めるも、
譲位を進言した盟友ヤン・ジョン(楊山君)を助けずに処分に追い込んだとして
ハン・ミョンフェ(上党君)のことを怒っている彼らは冷たく突き放しました。
朝廷は領議政シム・フェ、左議政チェ・ハン、右議政ホン・ユンソンという顔ぶれに。
ナレーションの「暗黒時代」という言葉に思わず笑いがこみあげます。
なんてったってあの乱暴者オンナ好きホン・ユンソンが右議政ですものね~。
6月14日、ユ・ジャグァンが「イ・シエの首を落としたいです!」と自薦上書を提出。
情熱的な訴えに胸を打たれた世祖が、門番ユ・ジャグァンを内禁衛に昇進させます。
6月15日、庶子にもかかわらずユ・ジャグァンと世祖が謁見(異例の出来事とか)。
6月28日、ユ・ジャグァンをすっかり気に入った世祖が彼の武術を試しました。
すばらしい弓や剣の腕が、世祖はもちろんホン・ユンソンらも驚かせます。
(神業だ~と称賛されていますが私にはどこが神業かまったくわかりませんでした)
ちなみにこの武術テストのスゴイ出来のことは『実録』にも記されているそうです。
謀反の疑いをかけられたハン・ミョンフェとシン・スクチュ(高麗君)の退陣に加え
亀城君やナム・イら若手の台頭や庶子ユ・ジャグァンの大抜擢などにより
勢力図が大きく変わりつつありました。世祖は自分の亡き後に備えているのです。
義禁府に捕らわれているシン・スクチュを気の毒に思った郎官ナム・ヨンシンが、
ちょっとだけ首のところの拘束を緩めたりと親切にしてくれました。
このことを何者かに密告された世祖がたちまち大噴火してナム・ヨンシンを処刑。
ハン・ミョンフェも義禁府にぶちこめーー!と勢いよく命令した後、思い直します。
「あの二人を他の者と一緒にさせないよう関雎殿(クァンジョジョン)に幽閉せよ」。
丹腫を患った身で捕らわれたハン・ミョンフェは、このとき53歳でした。
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