忠節の象徴だった杜門洞(トゥムンドン)が焼け野原となり歴史から消えました。
意外なことに学者たち72人のうち3人を除いてその名はわかっていないそうで
この杜門洞事件は史書にも記されておらず口伝によって語り継がれてきました。
一部の者は江原道(カンウォンド)の旌善(チョンソン)へ逃げたともいわれ、
その中の一人が世宗時代の名臣ファン・ヒです(「大王世宗」に登場しますね)。
杜門洞事件は朝鮮王朝を大きく揺さぶり、その後の国策に大きな影響を与えます。
勝手に焼き払ったと知った太祖が激怒し、都承旨らをさらし首にしろと命じると、
すかさずチョン・ドジョンがやってきて「高麗の亡霊を撲滅させるべきです!」。
儒教の世なのに無学大師を重用することや遷都計画についても苦言を呈します。
太祖は「王だって普通の人間!もう開京はうんざりだ!」と開き直るのでした。
・・・あれ?純粋なトクシルがイ・バンウォン(靖安大君)に惚れちゃったのか
バンウォンの部屋のようすをうかがってプチストーカー化していますよ。
それに気づいたバンウォン夫人ミン氏が嫌がるトクシルを実家へ戻そうとするも、
妓生房に出かけようとするバンウォンに出くわしたため追い出せませんでした。
召使に夢中になってる場合ですか?と世子妃のスキャンダルを夫人が教えても
バンウォンは信じようとせず「そんな方法で世子になれと!?」と怒ります。
新しい都の候補地は、鶏龍山(ケリョンサン)と漢陽(ハニャン=現ソウル)。
どちらも『道詵(トソン)秘記』という書物に記されている有名な土地でした。
風水や地相に詳しいクォン・ジュンファおすすめの鶏龍山を、太祖が視察。
ですがハ・リュンは山と川のある漢陽のほうがふさわしいと思っているようです。
バンウォン夫人ミン氏の意を受けたチョ・ヨンム大監とパク内官の作戦により、
世子妃ユン氏はさびれた離宮をゲットし内官イ・マンと密会しやすくなりました。
そして夜、ついに二人が結ばれようとしているそのようすをホン内官らが窺い、
布団になだれこんで間もない絶妙なところでチョ・ヨンムが寝室に踏み込みます!
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