成宗8年(1477年)3月28日、歴史に残るその事件は中宮殿で起きました。
あの箱は女だけが使うものです!と王妃ユン氏が抵抗するも成宗の怒りは収まらず、
しぶしぶ王妃が差し出した箱の中身を成宗がさっそくあらためました。
「これは砒霜ではないか!」と王様なのにすぐ識別できる成宗がすごいと思います。
続いて(砒霜が塗られた)干し柿2つと『方禳書(パンヤンソ)』も発見。
ネズミ駆除用です!干し柿は私が食べるつもりでした!と訴える女官サムウォルに、
床下のネズミを塞ぐ穴に隠してる巻紙もってこーい!と成宗が猛り狂って命じます。
激昂して出て行く成宗に王妃が泣いてすがっても蹴り上げてはねつける始末。
いきなりこれほど怒り出した心情の変化がほとんど描かれてませんが・・・。
成宗はさっさと3人の大妃に報告し、みずから廃妃を提案しました。
仁粹大妃は呆然としながらも、一国の王妃の処遇は臣下の意見を求めるべしと助言。
そんなまどろっこしいことせずに追放しましょう!と処分に超積極的な成宗ですが、
世継ぎの母であるユン氏の恨みを買いたくない臣下たちは簡単には賛成しません。
そしてサムウォル・王妃の兄や使用人が、成宗の命により厳しく取調べられます。
結局、臣下の主張により王妃ユン氏は追放ではなく寿嬪(スビン)に降格となり、
住まいを慈寿(チャス)宮(クォン淑儀の屋敷ですね)に移すことが決定しました。
王子に会うまで出て行かない!とダダをこねて必死に抵抗する王妃ユン氏。
王子だと!?義禁府に引きずり出させるぞ!と成宗がまたまた興奮しています。
そんな中、王妃母シン氏がイム・サホンに必死に働きかけたせいもあり、
承旨のイ・グッキやイム・サホンが成宗にユン氏処遇の再考を求めました。
さらに王子を預かっている吏曹判書カン・ヒメンも降格に反対を示すと、
成宗が考えを変えました。こうして1日で王命が撤回され、ユン氏が復位します。
ということでこのドラマでは、プンプン怒っているのは成宗一人という設定ですね。
仁粹大妃が姑根性を出す場面もなく、大王大妃(貞熹王后)は弱り果てています。
チョン昭容とオム昭容だけが他のドラマと同じく意地悪シーンを熱演してました。
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