成均館を占拠するパク・ウォンジョン(平城君)の私兵に実力行使で挑むキム・シク。
パク・フンも加勢したがりますが、チョ・グァンジョは「ぼうりょくはんたーい」。
道学政治をめざす学者たる者、国法を破るべきではない・・・と考えているのです。
成均館で抵抗する儒生たちの行動を問題視して捕えようとするパク・ウォンジョン。
占拠された学舎を取り戻そうとした儒生を裁くべきでないと他の重臣が反対するも、
さらに強硬な姿勢に出るべき!とユン・イム(ユン淑媛兄)がそそのかしました。
こうして成均館を取り戻そうとした儒生たちがボッコボコに痛めつけられます。
ある日、お忍びで外出した中宗が、ナム・ゴンの手引きで商人たちと会いました。
パク・ウォンジョンが商人から強引に搾取し、不正に蓄財していると訴えられます。
これがきっかけでパク・ウォンジョンの資金源が縮小、内帑庫への納品も増えます。
中宗が大喜びで竹洞宮へ物品を届けさせるも、国の俸禄はもらえないと断られました。
ちなみに李氏朝鮮時代の商人の組織は3種類あったそうです。勉強になりますね~。
・都城はじめその他の大きな町で市廛(シジョン)を営む商人の組織
・委託販売する客主(ケクチュ)と膨大な資産を持ち証文を発行する旅閣(ヨガク)
・行商である褓負商(ホプサン)の組織で、担ぎ商人と背負い商人からなる
成均館の件の責任をとります・・・と領議政ユ・スンが辞任を申し出ました。
続いて右議政ユ・スンジョン、吏曹判書ソン・ヒアンらも次々に辞意を表明します。
中宗は領議政の辞任だけを認め、孤立する左議政パク・ウォンジョンを領議政に。
成均館の儒生を責めた当人を昇進させる意外な人事に皆が「?」状態です。
中宗は敬嬪の四柱単子を大妃殿に送って意思表示をしましたが、これもまた作戦。
敬嬪の生母を見つけたホン・ギョンジュは、熙嬪に噂を流せと命じました。
「敬嬪の実母は生きていて水口門(スグムン)の外で物ごいをしているそうよ。
会いたいと言われても無視してるらしいわ。敬嬪の幼名はスンドクですって~」
「まあ、家柄が知れるわね!」と側室たちが意地悪な噂話に花を咲かせるのでした。
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