控え室で出された膳をむしゃむしゃ食べているのはユン・グムソンの娘。
性格はよさそうですが「容姿が劣る」と大妃(貞顕王后)はお気に召しません。
次に面接したユン・ジイムの娘の泣き腫らした目に気づいて理由を問うと、
私が宮女になって家を出たら父の世話をする者がいません・・・と答えられ、
あなたは宮女じゃなくて王妃の面接に来たのよ・・・とパク尚宮が教えます。
17歳なのに13歳に見える痩せた彼女を、婚礼を急ぎたい大妃が嫁に決めました。
(このおどおどした幼女がン年後には机をバンバン叩く恫喝クイーンに・・・)
竹洞宮の名前を出したら母は死にますよ!と言われた中宗が大君に会いに行くと、
大君の世話をしている熙嬪ホン氏に「育ての母」アピールされてイラ~ッ。
敬嬪パク氏のほうは“どうせ貧乏両班”なユン・ジイムに財物を届けさせました。
敬嬪のバラ色の計画では「泣き声も出さない王子はすぐにくたばる」そうで、
王妃に息子ができなければ長男の福城君が王になるわ~ウフ♪とのことです。
余を信じて儒生たちが復位のために動いてくれたのに・・・と中宗が涙を流し、
妻も救えない情けない王だが汚名を晴らして名君になりたいのだ~と話しました。
するとチョ・グァンジョが「この身を焦がしても王道を照らします」と忠誠を約束。
中宗は彼を司諫院の正言に就かせ、その人事に右議政キム・ウンギが不満そう。
このときにキム・シクも登用されたようですが、またまた登庁を嫌がっています。
功臣派の雲行きが怪しくなり、ホン・ギョンジュ(南陽君)も不安を感じていますが、
短絡的なシン・ユンムは「王を替えてやる!」とパク・ヨンムン相手に愚痴り、
それを聞いた使用人がナム・ゴンのところに駆け込んでチクりました。
ある日の講義で、チョ・グァンジョがおエラ方の前で中宗にこう進言しました。
「言路を閉ざさず、パク・サンとキム・ジョンを釈放し、大司憲と大司諫の処分を」。
大司憲クォン・ミンスと大司諫イ・ヘンが席藁待罪し、ホン・ギョンジュも謹慎。
そなたを誤解していた・・・とチョ・グァンジョを急にほめてくれたナム・ゴンは、
“打倒!南陽君”の仕上げとしてシン・ユンムの謀反ネタを中宗に明かしました。
ってことで、チュリ攻撃されたシン・ユンムがあっさりと南陽君の名前を出し、
南陽君は大殿におしかけて必死に無実を訴えてどうにか許してもらうことに。
熙嬪の涙が南陽君を助けたとか莫大な財産を差し出したという噂が流れますが
実際のところこのときの中宗には功臣を敵に回す力がまだなかったそうです。
この事件では、シン・ユンムと巻き添えをくったパク・ヨンムンが処されました。
秋たけなわですが暑かった8月20日、王妃(文定王后)の即位式が行われました。
竹洞宮のシン氏は、以前中宗に贈られた大礼服を失意の表情で燃やします・・・。
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