あちらには父が息子を言い聞かせるという名分があるからこっちは不利なんです!
殿下が宮殿に隠れていてはこっちの士気も下がります!と説くイ・スクポンに、
そもそも出兵なんかしたくなかったのに親征しろというのか?と太宗が怒ります。
明へ向かう道中で、明の使臣がハ・リュンに「太宗は運の強い方」と話しました。
「前の皇帝は内心では太宗を嫌っていたからきっと太上王を支援したはずですが
新しい皇帝は好意的。長男じゃなく苦労して即位した点が同じだからでしょう」。
太上王・太祖を慕う女真族が合流してくれ、チョ・サイら決起軍が活気づきます。
当時の朝鮮と女真族は兄弟のような関係。特に太祖が女真族に崇められており、
太祖が即位したときは「仲間が王になった」と喜んでくれたほどだったそうです。
先日退却したイ・チョヌに、ミン・ムジルとマ・チョンモクも加わり、再出陣。
チョ・サイとの口先合戦でコーフンしたミン・ムジルが実戦に突入した途端に
女真族がおしよせてきて官軍は圧倒的不利な状況に陥り、またもや後退します。
(「大王世宗」のユン・フェ役の方が女真族長の役をすごく上手に演じてます)
別部隊のチョ・ヨンムのほうも苦戦を強いられ、すごすごと退却しました。
王座をチョ・サイに渡すのですか?政治に情けは無用だとご存じのはずです!と
歯に衣着せぬ物言いのイ・スクポンに迫られた太宗がついに親征を決断しました。
「親に剣を向けた暴君のオレと無法者のお前の名が歴史に刻まれるだろう・・・」
「乱世には悪役も必要なのです」といういかにもドラマなやりとりがステキです。
朝廷のことをミン・ジェやクォン・ファに任せて、太宗がキラキラ鎧でいざ出陣。
すると幼い元子(譲寧大君)が来て「アバママどこに行くのですか?」と聞き、
狩りに行くのだと答えた太宗に「嘘をつかないでください」とずばり指摘します。
“孝は百行のもと”と学びました・・・祖父上と戦わないでくださいと言うと、
斬首の刑にするぞ!と凄まれ(息子に言います?)、そこへ王妃も駆けつけます。
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