結局トクシルの息子は乳母をつけてミン氏の実家で育てられることになりました。
この前のような事件があったばかりだから出歩くなとミン氏がトクシルに命じ、
危ないから別宅には行くなとバンウォンに言ってちょっぴりウザがられています。
トクシルのことを大目に見てほしいキム尚宮は装飾品(賄賂)をポクソプに贈り、
宮殿ではこんなものが手に入るのね・・・と賄賂を前にポクソプがニヤつきます。
改革が急速すぎた・・・と功臣たちにやさしく話すイ・バンウォン(靖安大君)。
開京に遷都するから心機一転みんなで力を合わせよう・・・!とたらしこみます。
絶対に裏がある!とイ・ゴイが疑っていたとおり、ハ・リュンは改革するつもり。
「多少の血を見ても私兵を解体させ、文官と武官の区別をつけて文治政治を。
兄上(バンガン:懐安大君)が刀を抜くときが靖安大君が王位に就くときです」。
そう提案されたバンウォンですが、もう兄弟で争いたくないと本気で嫌がります。
五男バンウォンの名前を聞くのもいやなほど立腹して毛嫌いしている上王・太祖。
定宗夫妻とバンウォン夫妻が遷都の報告に来ると、扉をぴしゃりと閉めました。
王にその態度はいけません!と弟分トゥン・ドゥランがとりなして対面させるも、
お前が王みたいだな!顔も見たくない!虫けらめ!と息子をけなしまくります。
太祖四男バンガンとパク・ポのもとに、罷免された将軍が集まって徒党を形成。
太祖を味方につけるためにバンガン息子のメンジョンがご機嫌うかがいに行くと、
昼間に顔をあげて歩きたくないから夜のうちに開京に行くと太祖が言い出し、
冷たくあたられていたメンジョンもお供になって開京に旅立ってしまいました。
次々に起こる出来事に心底震えている定宗夫妻が、退位について話し合います。
ミン氏の嫌味が気になっている定宗は、まずは王子を出家させることにしました。
『燃藜室(ヨルリョシル)記述』の古写本には次ように記されているそうです。
「王子たちに害が及ばないよう心配した王は全ての王子を寺に送り僧にした」。
この国の“世子”が出家するなんて!と徳泉君を連行された誠嬪が泣き叫びます。
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