小さな安辺城すら陥落できず、百戦錬磨なチョ・ヨンムが歯ぎしりしています。
その安辺城を守る永興府尹パク・マンに、イ・スクポン部下のユ・ム副将が接触。
女真族の撤退を知らせ、パク・マンと副将の妻子が開京にいることを指摘します。
もともと兵糧米もしぶしぶ送っていたほど参戦に消極的だったパク・マンなので
さらに家族を人質に取られたとあっては官軍に協力を約束するしかありません。
後にパク・マンはこの件で臺諌から非難され続けますが、太宗がかばうそうです。
官軍を総攻撃するため西北面への移動をチョ・サイから命じられたパク・マンは
「まずは味方を欺くために襲ってくるフリだけして」とチョ・ヨンムに依頼。
西北面へ移動するパク・マンの部隊をチョ・ヨンムらが一瞬だけ攻めました。
読書はしてもまだまだ達者らしいチョ・ヨンムが敵兵3人をいっぺんにぶっとばし
次にパク・マンと一騎打ちをするふりをしながら接近して意思を確認し合います。
開京の宮殿では、王妃(元敬王后)が大妃(定安王后)と後宮たちを招集。
わが国の一大事!内命婦も覚悟を持って挑まねばなりません!と演説した後、
笑い声も音楽も騒ぐのも禁止!毎日祈りを捧げます!とお達しを出しました。
相変わらず善嬪(ソンビン)アン氏がおもしろくなさそうにツーンとしてます。
パク・マンも味方についたのでもう心配はないでしょうとイ・スクポンは安堵し
自分も前線に加わるために清川江(チョンチョンガン)のある安州へ向かいます。
必ず父上を無事に連れ戻せ・・・!とこの挙兵の目的を太宗が念押ししました。
いざ全面対決!大勢の兵を前にチョ・サイが号令をかけて奮い立たせていると、
後方にある幕舎が燃え上がるさまが夜空に鮮やかに浮かび上がり驚きます。
官軍に寝返った永興府尹パク・マンたちが、たいまつを投げ込んでいたのです。
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