今は亡きパク・ウォンジョン(平城君)が出てくる悪夢にびびりまくった中宗は、
そばにいてー!とキム内官に泣きつきます(大殿付きをはずしたばかりのくせに)。
一旦はチョ・グァンジョを助けるつもりになったように見えますね・・・。
そしてチョ・グァンジョをめぐる運命の(?)御前会議が開かれました。
領議政チョン・グァンピルと右議政アン・ダンはチョ・グァンジョをかばい、
弘文館大提学ナム・ゴンも儒生たちを災難から守ろうとしています。
(字幕には訳されませんでしたが兵曹判書イ・ジャンゴンの名が出てましたねー)
領議政チョン・グァンピルが兵を動かしたホン・ギョンジュ(南陽君)を責めると、
中宗は兵を撤退させることで事を収めさせて南陽君をかばうかわりに、
儒生たちに厳刑を与えないこととして都城の外で待機させることにしました。
兵がいなくなると民がまたまたチョ・グァンジョコールで騒ぎ出します。
結局、チョ・グァンジョは綾州(ヌンジュ)、キム・ジョンは錦山(クムサン)、
キム・シクは善山(ソンサン)、パク・フンは星州(ソンジュ)へ送られることに。
夫人イ氏のことを思ったチョソンが護送中のチョ・グァンジョに会いに行くと、
外出を控えて謹慎しろ・・・というクソ真面目な伝言を託されました。
このときの義禁府の役人がよく義禁府役で出ているような見覚えのある方でした~!
沿道でそっと見送る夫人の横には息子が二人・・・。いつの間にか増えてます。
粛清を終えた中宗がシン氏に会うために人里はなれた小さなお堂へ行くと、
復位を認めるはずないのにまた南陽君に騙されたのですね?と責められました。
必ず連れ戻す!と今に至っても中宗がまだうだうだ言い続けています。
その中宗外出の隙に、“王子様が健康になるお薬”を入れなさい♪と命じる敬嬪。
それだけはお許しを~!とビビったキム尚宮と女官トクスンが命を絶ちました。
二人の死は王子を狙う敬嬪のせいという噂が流れ、中宗が敬嬪を幽閉します。
やがて南陽君が、シン氏を復位させるからチョ・グァンジョを処分しろと要求。
綾州には賜薬が届けられ、チョ・グァンジョはささやかな文を残しました。
「王様を父のように慕い 国をわが家のように想った
この世を照らす太陽が 忠義に光を差すだろう」
私の棺は薄い板で作ってくれ・・・と弟子ソンミンに頼んだチョ・グァンジョは、
外に出てすっと座って感動的な言葉も残さずにさっさと賜薬を飲み干します。
ご厚意で極刑だけは逃れました 死んでも王様を・・・と言う途中で「ウッ!」。
おかわりを所望したところで、チョーーーナーーー!とも叫ばずにご昇天です。
キム内官が最期を見に来ていましたね。このときチョ・グァンジョは38歳でした。
続いて儒生が次々に処分され、キム・シクは逃亡した末に命を絶ったそうです。
中宗は軟弱な王として名を残し、竹洞宮のシン氏が宮殿に戻ることもなく、
チョ・グァンジョが志した改革は水の泡となるも、精神は後世に受け継がれました。
―― 完 ――
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